ゲシュペンスト

ゲシュペンスト

バンプレストおよびバンダイナムコエンターテインメントによるコンピュータゲーム系列、特に「コンパチヒーローシリーズ」や「スーパーロボット大戦シリーズ」に登場する架空の兵器、ゲシュペンストについて説明します。

概要

ゲシュペンストは、もともとコンパチヒーローシリーズの『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』において、オリジナルキャラクターのギリアム・イェーガーが装備するパワードスーツとして初めて登場しました。その後、スーパーロボット大戦シリーズの『第4次スーパーロボット大戦』へと進化し、オリジナル主人公が搭乗するロボットとして再登場しました。特に、リアル系の主人公が操縦する際の機体は、後続機であるゲシュペンストMk-IIやヒュッケバインと共に、「パーソナルトルーパー（PT）」の最初の機体と位置付けられています。

この機体の名称「ゲシュペンスト」は、ドイツ語で「幽霊」や「幻」を意味します。今では、この機体はさまざまな派生形が登場し、スーパーロボット大戦シリーズに欠かせない存在となっています。

デザイン

ゲシュペンストのデザインは、日本の著名なメカデザイナー大河原邦男によるもので、特有の外見が特徴です。丸みを帯びた頭部や突出した眉庇、目の部分にはゴーグルの下にカメラアイが配置されています。肩は斜め上に張り出し、また飛行機の水平翼に似たスラスターが背部に取り付けられています。その機能的デザインは他のPT機体にも継承され、影響を与えています。

主な登場作品

ヒーロー戦記

ゲシュペンストは、ヒーロー戦記ではギリアム・イェーガー専用のパワードスーツとして使われます。各種武装を装備し、仲間全員を回復できるリカバー機能も搭載。「漆黒の堕天使」と呼ばれるギリアムの黒い機体が印象的です。

スーパーロボット大戦シリーズ

『第4次スーパーロボット大戦』において、オリジナル主人公が搭乗する機体として登場し、以降の作品でも第1号機として扱われています。特に、リアル系とスーパー系の異なる性能が研究され、様々なストーリーで主人公たちを支える存在となりました。さらに、後のバリエーションとして出現するMk-IIや、他の派生型もプレイヤーから人気を集めています。

武装

ゲシュペンストは、プラズマカッターやスプリットミサイル、ビームライフル等、多数の武装を選択することが可能です。特にプラズマカッターは大きな威力を持つことで知られ、戦闘において重要な役割を果たします。また、これらの武装はストーリーや主人公の設定に基づいて異なるバリエーションが展開され、さらに多様なアプローチが可能です。

結論

ゲシュペンストは、バンプレストとバンダイナムコエンターテインメントが展開するゲームの中で非常に重要なキャラクターであり、そのデザインと武装の多様性がファンによって広く支持されています。この機体の存在は、スーパーロボット大戦シリーズにおけるメカデザインや物語の深みに大きな影響を与え続けています。

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