コクヨ

コクヨ株式会社の概要

コクヨ株式会社（英: KOKUYO CO.,LTD.）は、日本を代表する文房具やオフィス家具、事務機器の製造・販売を行う企業です。1975年から2014年の間に約26億冊を出荷した「Campus（キャンパス）ノート」など、人気の製品が多数あります。コクヨは、その歴史と共に多くの革新を重ねてきました。

商号の由来

創業者である黒田善太郎が、故郷の越中国（富山県）を称える意味を込めて「国誉」と名付けました。この際、旧字体の「國」を使用しています。

会社の沿革

コクヨの歴史は、1905年に黒田善太郎が和式帳簿の表紙を製造する「黒田表紙店」として開業したことから始まりました。そこから和帳や洋式帳簿の製造に移行し、次第に商品ラインナップを拡充していきます。

1908年: 和帳の製造をスタート。
1913年: 洋式帳簿の製造を始める。
* 1961年: 社名を「コクヨ株式会社」に変更。

このように、数十年にわたる進展の中で、コクヨは常に業界の先頭を走り続けてきました。1975年に発売された「キャンパスノート」は、特に有名で、多くの学生に愛される商品となっています。

主な製品とブランド

コクヨは多彩な商品群を展開しており、代表的なものに「書翰箋」、「カドケシ」、「Campus」、「ドットライナー」などがあります。特に「Campus」は、品質の高さと使いやすさから、勉強や仕事に利用されることが多いです。その他にもオフィス用のデスクや椅子、便利な文具アイテムも手掛けています。

環境への取り組み

近年、コクヨは環境に配慮した企業活動を進めており、「エコバツマーク」を導入しました。これにより、環境に優しい商品を明示し、消費者に選ばれる商品づくりを目指しています。2010年には、全製品の環境対応を達成し、持続可能な社会へ貢献しています。

海外展開

コクヨは国内市場のみならず、国際市場にも進出しています。アジア各国に工場を設立し、中国やタイ、マレーシアに進出して業務を展開しています。また、2006年に設立した「コクヨ--四万十・結の森プロジェクト」では、自然環境の保護にも努めています。

受賞歴

コクヨは数々の賞を受賞しており、特に2020年には「みうらじゅん賞」を受賞しました。このような受賞は同社のデザイン性やイノベーションの高さを証明しています。

今後の展望

コクヨは、今後も文房具とオフィス関連の製品において、新しい技術の導入やデザインの革新を追求し続けることで、より良い商品を世界に提供していくことを目指しています。また、環境への配慮や国際的な展開を進め、持続可能な成長を図る企業として、社会に貢献していくでしょう。これからのコクヨにも期待が寄せられています。

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