コトヤマ

コトヤマ

コトヤマは、日本の漫画家であり、以前は「コト」という名義で活動していました。少年時代から漫画に親しみ、様々な作品から影響を受け、独自の作風を確立しました。

略歴

幼少期には、『ゲゲゲの鬼太郎』と『ドラゴンボール』に夢中になり、鬼太郎や孫悟空の絵を繰り返し描いていました。中学生の頃には、父親の影響で大友克洋の漫画に触れ、特に『AKIRA』に強い衝撃を受けました。その他、『ドラゴンボール』や松本大洋の『ピンポン』なども繰り返し読んでいた作品として挙げています。

20歳頃から本格的に漫画を描き始め、2012年にBookLive!の雑誌『ComicLive! Drive』にて、『イグジス』でデビューを果たします。その後、インターネット上で漫画を発表していた際に、週刊少年サンデー編集部の目に留まり、スカウトを受けました。

2013年には、『アズマ』が小学館の「まんがカレッジ」にて佳作を受賞し、その才能を高く評価されました。そして、2014年から2018年まで、『週刊少年サンデー』（小学館）にて『だがしかし』を連載。駄菓子をテーマにした独特なコメディ作品として人気を博しました。

2019年からは、『週刊少年サンデー』にて『よふかしのうた』を連載開始。不眠に悩む少年と吸血鬼の少女が出会う物語で、夜の街を舞台にした美しい情景描写と、繊細な心理描写が話題となりました。同作は2024年まで連載され、2023年には第68回小学館漫画賞を受賞しています。

また、『よふかしのうた』は、人気音楽ユニット「ヨルシカ」の楽曲『逃亡』とのコラボレーションも実現し、ミュージックビデオがサンデーのYouTubeチャンネルに公開され、大きな話題となりました。

作品リスト

だがしかし（『週刊少年サンデー』2014年30号 - 2018年20号、小学館、全11巻）
よふかしのうた（『週刊少年サンデー』2019年39号 - 2024年9号、小学館、全20巻）
ミナソコ（『週刊少年サンデー』2024年50号、2024年51号） - 前後編

外部リンク

コトヤマ (@cot_510) - X（旧Twitter）

コトヤマの作品は、少年漫画らしい熱い展開やユーモアに溢れた表現に加え、どこか懐かしい雰囲気や、心に染み入るような繊細な感情描写が魅力です。今後の活躍も期待される、注目の漫画家です。

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