サイボウズ

サイボウズ株式会社について



サイボウズ株式会社(英: Cybozu, Inc.)は、東京都に本社を構えるソフトウェア開発会社で、主にグループウェア「サイボウズ Office」シリーズをはじめとした各種サービスを展開しています。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つでもあります。

創業と初期の歴史


サイボウズは、1997年に愛媛県松山市にて青野慶久、高須賀宣、畑慎也の3名によって創業されました。初年度に「サイボウズ Office 1」を発売したものの、店舗や営業部隊を持たず、全ての製品販売をインターネットに依存していました。社名の由来は「サイバー(電脳)」と「坊主(子供)」を組み合わせたもので、電脳社会の未来を担うことを意味しています。

創業者たちは、Web技術の普及によって企業の業務を簡素化できると信じ、松下電工関連の会社での経験を活かして起業に至りました。最初のオフィスは、費用を抑えるために松山市内の畑の自宅を利用していました。

成長と展開


同社は、従来の業務からのシフトを図り、近年はコラボレーションツール事業に経営資源を集中させ、国内市場での確固たる地位を築くとともに、海外への展開も進めています。現在は中央区の東京本社に加え、大阪と松山のオフィスを持ち、さらに中国、ベトナム、米国にも子会社を設立しています。

沿革と主要な出来事


  • - 1997年: 愛媛県松山市で創業。初の製品を発売。
  • - 1998年: 大阪市北区へ移転、社員の人材確保に努める。
  • - 1999年: 大阪市梅田にオフィスを移し、「サイボウズ Office 4」がヒット。
  • - 2000年: 東京証券取引所マザーズに上場。
  • - 2002年: 東証二部に市場変更。
  • - 2005年: 青野が社長に就任。
  • - 2007年: 国内グループウェア市場シェア1位を獲得。
  • - 2011年: 企業向けクラウドサービス「cybozu.com」をスタート。
  • - 2012年: クラウド市場でシェアNo.1を更新。

製品とサービス


サイボウズは、以下のような製品群を提供しています:
  • - cybozu.com: グループウェアを中心としたクラウド基盤。
  • - サイボウズ Office: 中小企業向けの簡単なグループウェア。
  • - サイボウズ ガルーン: 大企業向けのエンタープライズ製品。
  • - kintone: 業務アプリを作るためのクラウド基盤。
  • - メールワイズ: グループメールシステム。

企業文化と働き方


サイボウズは、社員の「わがまま」を大切にする企業文化を持ち、多様な働き方を尊重する環境を整えています。2020年には、在宅勤務を100%実施するなど、柔軟な働き方に挑戦しています。社員の満足度向上も重視し、Great Place to Work® Instituteによるランキングでも高評価を得ています。

まとめ


サイボウズ株式会社は、創業以来の信念をもとに、テクノロジーの力を借りた業務の効率化を追求し続けています。国内外で業界のリーダーとしての地位を確立し、多彩な製品を提供することで、今後もさらなる成長が期待される企業です。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。