ザ・プレデター

ザ・プレデター

ザ・プレデター（本名：不明、1970年12月4日生まれ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ワシントン出身のプロレスラーであり、総合格闘家です。UPWに所属し、そのアグレッシブなファイトスタイルで知られています。

来歴

レスリング

ノースカロライナ州立大学時代には、レスリングで目覚ましい実績を残しました。NCAAディビジョン1では、1992年に決勝でカート・アングルに惜敗し2位。しかし、翌1993年には見事優勝を果たしています。このレスリングのバックボーンが、彼の格闘家としての基盤を築きました。

プロレス

2001年、日本のプロレス団体ZERO-ONEに、往年の名レスラー、ブルーザー・ブロディを彷彿とさせるキャラクターで登場。長髪を振り乱し、チェーンを振り回す野獣のようなスタイルは、日本のプロレスファンに強烈な印象を与え、人気を博しました。

2006年6月からは、アメリカのプロレス団体WWEに本名で参戦。大学時代のレスリングでの実績（カート・アングルに1敗のみ）をギミックとして、デビュー戦ではマット・ハーディーをアームバーで下すという衝撃的なデビューを飾りました。しかし、その後は活躍の機会に恵まれず、2007年1月にWWEを解雇されています。

IGF

2007年9月8日、IGF「GENOME」に参戦。小川直也と対戦し、スリーパーホールドで一本負けを喫しました。

格闘技

K-1

2003年12月31日、K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!にプロレスのキャラクターのまま参戦。マウリシオ・ダ・シルバに1Rわずか13秒でTKO勝利。試合後にはチェーンを手に観客を威嚇しながら退場するというパフォーマンスを見せました。

2004年5月22日、K-1 ROMANEXでゲーリー・グッドリッジと対戦し、KO負け。

2004年12月31日、K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!でクリストフ・ミドゥ・"ザ・フェニックス"と対戦、ネックロックで一本勝ち。

HERO'S

2005年11月5日、HERO'S 2005 in SEOULにてチェ・ムベと対戦。判定3-0で勝利。

レミー・ボンヤスキー戦

2005年12月31日、K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!でのレミー・ボンヤスキーとのK-1ルールでの対戦は、彼のキャリアにおいて最も議論を呼んだ試合の一つです。K-1のトップファイターであるボンヤスキーを相手に互角以上に渡り合いましたが、判定は1-2で敗北。しかし、この判定には多くの関係者から疑問の声が上がり、K-1プロデューサーの谷川貞治も「あれはプレデターの勝ちで良いと思う」とコメントするほどでした。角田信朗も自身のブログで判定への疑問を呈しています。

格闘技雑誌「Kamipro」も、この試合を「プレデターが前K-1王者ボンヤスキーを内容で圧倒!!」と評しています。しかし、不可解な判定だったためか、地上波では試合の映像はほとんど放送されませんでした。

チェ・ホンマン戦

2006年4月29日、K-1 WORLD GP 2006 in LAS VEGASにてチェ・ホンマンと対戦。ダウンを奪われながらも、ホンマンを追い詰める場面もありましたが、判定負けを喫しました。

戦績

総合格闘技：省略
キックボクシング：省略

獲得タイトル

* レスリング NCAAディビジョン1 王者（1993年）

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