ジクシス

ジクシス株式会社

ジクシス株式会社は、液化石油ガス（LPガス）の製造、貯蔵、輸送、売買、さらに輸出入を包括的に行う企業です。2015年4月1日に設立されたジクシスは、コスモ石油グループのコスモ石油ガスを基盤にして、コスモ石油、昭和シェル石油、住友商事、東燃ゼネラル石油の4社によるLPガス事業の統合によって誕生しました。その後、業界の再編に伴い、事業の効率化と信頼性を向上させるために、以下のような動きがありました。

設立当初からの目標として、ジクシスはLPガスビジネスの未来を示す「羅針盤」となることを掲げています。社名の「GYXIS」は、「Gas」と「Pyxis（羅針盤座）」の言葉を掛け合わせたもので、これにより持続可能なエネルギーを提供し、地球環境に配慮した活動を推進する姿勢を表しています。

経営理念

ジクシスの経営理念には、以下の4つの柱が設けられています。
1. 地球の未来を思い、環境に優しいLPガスの普及に努めること
2. 社会基盤を支えるため、LPガスの安全かつ安定した供給を実現すること
3. ステークホルダーとの良好な関係を築き、信頼される企業風土を醸成すること
4. チームワークによって新たな価値を創造する世界企業を目指すこと

これらの理念は、地元社会や環境への責任を果たしながら、顧客との信頼関係を深めるための基盤となっています。

沿革

ジクシスの歴史は1986年に始まります。コスモ石油ガス株式会社として設立され、その後、2014年に行われたLPガス元売事業の統合に伴い、2015年にジクシス株式会社が誕生しました。これに続き、業界の再編が進み、2018年には碧南LPG基地を昭和シェル石油に譲渡するなど、時代の変化に柔軟に対応しています。

2020年には災害対策基本法で指定公共機関としての認定を受けるなど、社会的な使命も担う企業へと成長しています。

事業拠点

ジクシスの本社は東京都港区に位置しており、全国に802つの支店や営業所を展開しています。主要な支店には、東北支店、関東支店、名古屋の中部支店、大阪の関西・中国支店、福岡の九州支店などがあります。また、海外にもロンドンやシンガポールに支店を持ち、国際的にも事業を展開しています。

関係会社と拠点

ジクシスはさまざまな関係会社と連携しており、特にLPガス輸入基地として出光興産の碧南LPG基地や四日市エルピージー基地など、全国に複数の基地を有しています。これにより、安全かつ安定したエネルギー供給を実現しています。

ジクシス株式会社は、持続可能なエネルギーを提供し続けることで、未来の社会を支える重要な役割を果たしています。これからも、環境への配慮を忘れずに、LPガス業界のリーダーとして成長を続けていくことでしょう。

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