ジモティー

株式会社ジモティー（Jimoty, Inc.）

株式会社ジモティーは、地域に根ざした情報交換のプラットフォーム「地元の掲示板 ジモティー」を運営する日本の企業です。2020年には東証グロース市場に上場し、地域コミュニティの活性化と持続可能な社会の実現に貢献しています。

概要

2011年に加藤貴博氏によって設立されたジモティーは、「あなたの街の、探せる見つかる」をテーマに、地域限定のタウンインフォメーションマッチングサイトとしてスタートしました。当初は東京都内限定のサービスでしたが、その後全国へと展開。不用品のリユース、求人、イベント情報など、多岐にわたるカテゴリーで地域住民のニーズに応えています。

ジモティーは、クラシファイドサイトとして、ユーザー自身が情報を書き込む形式を採用しています。この方式は、インターネット普及以前の新聞やフリーペーパーの三行広告にルーツを持ち、地域に密着した情報交換の場を提供しています。

サービスの特徴

「地元の掲示板 ジモティー」は、インターネットオークションやフリマアプリとは異なり、あくまで地元での情報交換を主目的としています。地域での不用品譲渡や人員募集に特化している点が大きな特徴です。具体的なカテゴリーとしては、以下のものがあります。

売ります・あげます: 家具、家電、子供用品など、地域での不用品譲渡
中古車: 地域内での中古車売買
助け合い: 地域住民同士の助け合いを促進
メンバー募集: 友達、サークル、ボランティアなどのメンバー募集
地元のお店: 地域店舗の広告掲載
不動産: 賃貸物件や不動産売買の情報
アルバイト・正社員: 地域に根ざした求人情報
里親募集: ペットの里親探し
イベント: 地域のお祭りやフリーマーケット情報

これらのカテゴリーは、都道府県ごと、さらに市区町村ごとに分類されており、ユーザーは自分の住む地域に特化した情報を簡単に見つけることができます。

社会貢献

株式会社ジモティーは、不用品リユースを通じてごみ減量と循環型社会の推進に貢献しています。2015年からは、東京都新宿区の粗大ごみリサイクル事業に協力。2020年代に入ると、全国の多数の自治体や社会福祉協議会と提携し、リユースを促進する取り組みを強化しています。

沿革

2011年: 株式会社ジモティー設立、掲示板「ジモティー」アルファ版公開
2012年: スマートフォンアプリ（Android版・iOS版）リリース
2015年: 新宿区の粗大ごみリサイクル事業に協力開始
2020年: 東証マザーズ（現グロース）上場
2022年: 協定締結自治体が全国50箇所に

今後の展望

株式会社ジモティーは、今後も地域密着型の情報プラットフォームとして、地域経済の活性化と持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。自治体との連携をさらに強化し、リユース促進や地域課題の解決に向けた取り組みを推進していくでしょう。

「ジモティー」という社名とサイト名には「地元」への想いが込められています。大規模なインターネットオークションやフリマアプリとは一線を画し、地域社会に貢献することを目指している企業です。

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