ジャパンネクスト証券

ジャパンネクスト証券株式会社について

ジャパンネクスト証券株式会社（略称：JNX）は、東京都港区六本木に本社を構える私設取引システム（PTS）を運営しています。この会社は、日本国内において初めて夜間取引に特化した証券会社として注目されており、取引の多様性を提供しています。

概要

ジャパンネクスト証券は、国内株式の夜間取引に注力しています。国内において他にマネックス証券、松井証券、カブドットコム証券（後にサービス終了）の3社が夜間取引を提供している中で、ジャパンネクスト証券は4社目として参入しました。また、2008年10月には昼間取引も開始しており、投資家に対する利便性を拡大しています。

同社の特徴は、呼値が非常に細かく設定されている点です。原則として、東証の呼値の10分の1の刻みに設定されており、価格が500,000円を超える場合には一律100円になります。このようなきめ細やかな設定により、投資家はより良い取引条件で取引を進めることができるのです。

沿革

ジャパンネクスト証券の歴史は、2006年11月8日にSBIジャパンネクスト証券準備株式会社が設立されたことに始まります。翌年の3月1日には、ゴールドマン・サックスが資本参加し、3月9日には商号が「SBIジャパンネクスト証券株式会社」に変更されました。同年の8月27日には「ジャパンネクストPTS」サービスが開始され、夜間取引がスタートしました。このときには、SBIイー・トレード証券や楽天証券などが資本参加しています。

2008年10月28日には昼間取引も開始され、取引時間の選択肢が広がりました。しかし、2011年3月14日には東日本大震災による電力供給の逼迫によりナイトタイム・セッションが一時的に休止することになりましたが、2012年1月30日に再開されました。

2017年2月1日にはナイトタイム・セッションの取引時間が従来の19:00 - 23:59から16:30 - 23:59に変更され、より多くの投資家に利用可能な時間帯が拡大しました。2020年4月1日には、社名が「ジャパンネクスト証券株式会社」に改められ、2023年8月14日にはナイトタイム・セッションの取引時間が16:30 - 30:00へと変更されました。

取引時間と決済日

ジャパンネクスト証券の取引は、デイタイム・セッション（毎営業日）として8:20から16:00まで行われ、ナイトタイム・セッション（同上）は16:30から30:00まで行われます。この証券会社は、昼休みがないため、取引時間が長く確保されている点が特徴です。

デイタイム・セッションの決済日は原則として約定日+3営業日、ナイトタイム・セッションは約定日+4営業日となっています。

提供する商品とサービス

ジャパンネクスト証券では、普通株式、ETF、REITなどの幅広い金融商品を取り扱っています。注文方法としては、指値、IOC、FOK、アイスバーグなど多様な選択肢が用意されており、投資家のニーズに応えています。

まとめ

ジャパンネクスト証券は、その特異な取引サービスの提供により、夜間取引の市場における重要なプレーヤーです。時間に制約のある投資家にとって、大変便利な選択肢となるでしょう。

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