スーパーアーマー

スーパーアーマーとは

スーパーアーマーとは、コンピュータゲームにおける用語の一つで、特定のキャラクターが、他のキャラクターからの攻撃などのアクション、またはオブジェクトの特性などに影響を受けない状態を指します。実際の鎧（armor）とは関係がなく、敵の攻撃による「よろめき」や「仰け反り」を無視して行動できる状態を指します。アーマー状態のキャラは、攻撃を受けてもひるまずに攻撃を継続したり、特定の行動を完了させたりできます。

類似の用語として、「アーマー」や「ハイパーアーマー」などがありますが、これらは基本的に「スーパーアーマー」と同意義です。ただし、ゲームによっては意図的に言い分けられている場合もあり、それぞれ異なる特性を持つことがあります。

無敵との違い

スーパーアーマーは、しばしば「無敵」状態と混同されますが、両者は明確に異なります。

無敵: 相手の攻撃を完全に無効化し、ダメージを受けません。
スーパーアーマー: 仰け反りなどの状態異常は無効化しますが、ダメージ自体は受けます。

つまり、スーパーアーマー状態のキャラクターは、攻撃を受けてもひるまずに行動できますが、ダメージは蓄積されるため、いずれは倒されてしまいます。また、スーパーアーマーを無視する効果を持つ攻撃に対しては、仰け反りを回避できないという弱点も存在します。

スーパーアーマーの分類

スーパーアーマーには、いくつかの種類が存在します。

アーマー: 敵からの攻撃を一度だけ無視して行動できます。（例：『GUILTY GEAR』シリーズのポチョムキンの「ハンマーフォール」など）
スーパーアーマー: 敵からの攻撃を複数回、または特定の行動中に限り無視して行動できます。（例：『機動戦士ガンダム vs.』シリーズのジ・Oやバウンド・ドック、モンスターハンターシリーズにおけるハンマーの三段階溜め攻撃など）
ハイパーアーマー: スーパーアーマーの上位版、または常時スーパーアーマー状態になる特性のことです。敵からの攻撃を一定時間無視して行動できます。（例：『機動戦士ガンダム vs.』シリーズにおける仰け反り無効の「覚醒」など）。また、アーマー状態中に受けたダメージが時間経過で回復する効果を持つ場合もあります（例：ストリートファイターIVシリーズの「セービングアタック」など）。

スーパーアーマーを持つキャラクター

自身の特性や特技によってアーマー状態になれるキャラクターを「アーマー持ち」と呼ぶことがあります。アクションゲームなどでは、「強力な敵」や「倒せない敵」として、この特性を持ったキャラクターが配置されることがよくあります。アーマー持ちの敵は、プレイヤーに大きなプレッシャーを与え、戦略的な攻略を要求します。

スーパーアーマーの語源

名称の語源は、カプコンの格闘ゲーム『X-MEN Children of The Atom』のプレイヤーキャラクターの一人・コロッサスが使用する特殊能力（Xパワー）「スーパーアーマー」です。

まとめ

スーパーアーマーは、ゲームにおいて戦略性と多様性をもたらす重要な要素です。プレイヤーは、敵のスーパーアーマーを打ち破るための戦術を練ったり、自身のキャラクターにスーパーアーマーを付与して優位に立ったりすることができます。スーパーアーマーの特性を理解し、ゲームをより深く楽しんでみましょう。

関連項目

コンピュータゲーム
対戦型格闘ゲーム
対戦アクションゲーム

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