スーパーボンバーマン4

スーパーボンバーマン4

『スーパーボンバーマン4』は、1996年の4月26日にハドソンより発売された固定画面アクションゲームで、スーパーファミコン用の「ボンバーマンシリーズ」の5作目にあたります。このゲームでは、プレイヤーは主人公「ボンバーマン」を操作し、悪の天才科学者「バグラー」の野望を打破することを目指します。新しい要素として「ボンバースロー」や「ボンバープッシュ」、「デンジャラスボム」が登場し、アクション性が拡充されています。

開発と制作スタッフ

本作の開発はハドソンが中心となり、プロデュースも行われました。プロデューサーには、PCエンジン用ソフトの『ダンジョンエクスプローラーII』を手掛けた小崎整が名を連ねており、デザインを平井隆之が担当しています。音楽は引き続き竹間淳が手がけ、そのアレンジは福田裕彦が担当しました。また、アートデザインには水野祥司と吉見直人が関わっています。

ゲーム内容

新要素と基本パート

『スーパーボンバーマン4』では、他のボンバーマンを持ち上げて投げる「ボンバースロー」や、相手を突き飛ばす「ボンバープッシュ」といった新たなアクションが追加されました。これにより、すでに知られている爆弾を使った戦略に加え、新たな遊び方が生まれました。

ゲームは「ノーマルゲーム」と「バトルゲーム」の二つのモードから構成されています。ノーマルプレイでは、全5ステージを進んでいき、各ステージは8つのエリアから成り立っています。敵キャラクターを倒すことで出現するワープゲートを通過することでエリアクリアになるのが特徴です。

ストーリー

物語は、前作でボンバーマンが悪の天才科学者バグラーを打倒した続編として始まります。ボンバーマンは旅行中に「ボンバー四天王」に襲われ、異なる時代に振り回される展開が続きます。白ボンバーマンと黒ボンバーマンが原始時代、江戸時代、現代、そして未来の壮大な冒険を通じて敵を倒していく様子が描かれています。

バトルゲーム

バトルモードでは、最大5人まで同時に対戦でき、『バトルロイヤルモード』、チームプレイの『チャンピオンモード』、お好みでルールを設定する『マニアックモード』が用意されています。このモードでは、他のボンバーマンとの戦いを通じて名声を高めたり、アイテムを揃えたりする楽しみがあります。

アイテムの種類

多様なアイテムがゲームプレイに影響を与え、プレイヤーの戦略を豊かにします。アイテムには、設置できる爆弾の数を増やす「ボムアップ」、爆風の範囲を拡大する「ファイアー」、移動スピードをアップさせる「スピードアップ」、さらには敵を押し飛ばす「プッシュ」などがあります。一度倒されると効果が失われるアイテムも存在するため、戦略的な使用が求められます。

評価と影響

このゲームは「ファミ通」のクロスレビューで29点を獲得し、多くのプレイヤーから愛される作品となりました。シリーズの中でも異色の存在として、戦略や操作性での新たな試みが評価されています。今作の遊びの幅を広げる要素は、今後のシリーズにも影響を与え続けるでしょう。

まとめ

『スーパーボンバーマン4』は、新しい要素や多様なプレイモードが特徴の、ボンバーマンシリーズの中でも特に記憶に残る一作です。多彩なアクション、魅力的なストーリー、友達との対戦楽しみを組み合わせて、プレイヤーに新しい体験を提供しています。

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