セゾンファンデックス

株式会社セゾンファンデックスについて

株式会社セゾンファンデックス（英文名称：SAISON FUNDEX CO.,LTD.）は、日本の主要な金融事業者の一つです。主に個人および法人を対象とした融資事業のほか、不動産を活用した金融事業、リースバック事業、信用保証事業などを展開しています。設立当初は抵当証券業者としての側面も強く持っており、消費者金融業としても事業を行っています。

クレディセゾングループの一員として、同グループが培ってきた信頼とブランド力を活かした商品・サービス提供が特徴です。主力商品としては、不動産を担保とした融資を行う「不動産担保ローン」や、事業性資金を対象とした「プロジェクト融資」、不動産を売却しても住み続けられる「セゾンのリースバック」、利用しやすい個人向け融資である「かんたん安心ローン」などが挙げられます。

沿革

セゾンファンデックスの歴史は、1984年2月にまで遡ります。この年、現在の親会社である株式会社クレディセゾン（当時は株式会社西武クレジット）などの出資により、株式会社西武抵当証券が設立されました。

その後、経営基盤の強化を図る中で、1991年2月には株式会社エースファイナンスとの合併を実施。合併から間もない1991年4月には、現在の社名である株式会社セゾンファンデックスへと変更しました。

事業領域の拡大も積極的に行われました。1994年11月には不動産金融事業に本格的に参入。商品ラインナップの拡充にも力を入れ、2002年9月には商品群の総合ブランドとして「ローン百選」を展開し、顧客への訴求力を高めました。

融資商品の多様化も進みました。2003年2月には不動産担保ローンの取扱いを開始し、これが今日の主力商品の一つとなります。個人向け融資では、2006年3月に「VIPローンカード」の取扱いを開始しました。さらに、住宅購入を支援する目的で、2009年2月には「住宅ローン」事業へも参入しました。

法人・個人事業主向けサービスも強化されました。2010年3月には個人事業主の事業資金ニーズに応える「VIPローンカード(事業コース)」の取扱いを開始。また、同年10月には信用保証事業を開始し、金融機関との連携を深めました。

不動産関連サービスも拡充が続きました。2011年1月には投資用不動産の購入を目的とした「投資物件購入ローン」を取扱い開始。近年注目されるリースバック事業には、2016年5月に参入しました。

より幅広い顧客層への対応も進められ、2016年11月には中高年層向けの「かんたん安心フリーローン」、2017年7月には同じく中高年層向けの「かんたん安心カードローン」がそれぞれ取扱開始されました。不動産関連では、2017年12月に「任意売却」に関する事業を開始し、顧客の多様な状況に対応できる体制を整備。さらに、2021年1月には「不動産売却前提ローン」の取扱いを開始しました。

最新の動きとしては、2021年11月にファクタリング事業および収納代行事業である「今スグまとめ払い」の取扱いを開始するなど、時代の変化や多様な資金ニーズに対応したサービス開発を継続しています。

広報活動

企業活動の一環として、商品やサービスの認知度向上にも努めています。例えば、2022年11月からは主力商品の一つである「セゾンのリースバック」のテレビコマーシャル「家から得たもの篇」を放映しています。このCMでは、「家」を象徴する漢字の「宀」をモチーフに、形を変えながら紡がれていく「家族」の物語を描き、サービスのコンセプトを表現しています。

関連情報

セゾンファンデックスは、公式サイトやYouTubeチャンネルなどを通じて、企業情報やサービス詳細、暮らしや相続に関する情報提供なども積極的に行っています。

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