センチュリーシネマ

センチュリーシネマ：名古屋のミニシアター

センチュリーシネマは、愛知県名古屋市中区の名古屋パルコ東館8階にある映画館です。スターキャット・ケーブルネットワークによって運営されており、2つのスクリーンを持つミニシアターとして知られています。

特徴

• - スクリーン: センチュリー1のスクリーンは、縦4.4メートル、横10.34メートルのサイズです。
• - ロビー: カフェが併設されており、映画鑑賞者以外も自由に利用できます。特に、年配の女性に人気ですが、カフェは若い女性の利用も多いのが特徴です。

歴史

アストロドーム時代

1989年6月29日、名古屋パルコ東館の開店と同時に、8階には直径20mのプラネタリウム「アストロドーム」がオープンしました。名古屋市科学館のプラネタリウムとは異なり、全自動解説を特徴としていました。プラネタリウムだけでなく、映像イベントやライブ、コンサート、ダンスパフォーマンスなど多目的に利用されていました。

センチュリーシネマへ

アストロドームは2000年10月に営業を終了し、跡地はヘラルドグループによって映画館に改装されました。2000年12月2日、センチュリーシネマとして開館。当初は160席の1スクリーンのみでした。座席は勾配のあるスタジアム方式で、一般的な座席よりも横幅が5センチ広い、ゆったりとした座り心地が特徴でした。

開館当初は、ロビーに18台のパソコンが設置された「メディアラウンジ」があり、飲食代に200円を追加することで1時間のインターネット利用が可能でした。年間5万人の観客と1億円の売り上げを見込んでおり、オープニング作品はカンヌ国際[[映画祭]]のオープニング作品である『宮廷料理人ヴァテール』でした。開館直後には『恋の骨折り損』や『リトル・ダンサー』などの作品も上映されました。

日本中でブームとなった『アメリ』は、中部地方では当初センチュリーシネマのみで公開され、2001年から2002年にかけて約半年間のロングラン上映を行いました。

2003年12月には、ヘラルド・コーポレーションが約300億円の負債を抱え、名古屋地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。センチュリーシネマの運営は、スターキャット・ケーブルネットワークの子会社であるスターキャット・エンタープライズに引き継がれました。

2011年3月には、カフェスペースを縮小し、45席の2スクリーン目が新設されました。上映作品はヨーロッパ系の作品が中心でしたが、2012年2月にゴールド劇場・シルバー劇場が閉館すると、同映画館で上映されていた作風の作品がセンチュリーシネマに移され、韓国などアジア系の作品も増加しました。

基礎情報

• - 所在地: 愛知県名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ東館8階
• - アクセス: 名古屋市営地下鉄名城線 矢場町駅直結
• - 座席数:

- センチュリー1: 154席
- センチュリー2: 45席

名古屋市内のミニシアター

• - 名古屋シネマテーク（千種区今池）：1982年開館、2023年閉館
• - ナゴヤキネマ・ノイ（千種区今池）：シネマテークの元スタッフが新法人を設立、シネマテーク跡地に2024年開館
• - シネマスコーレ（中村区椿町）：1983年開館
• - 名演小劇場（東区東桜）：2004年改装、2023年閉館
• - 伏見ミリオン座（中区錦）：2005年開館、2019年移転

外部リンク

• - 映画屋どっとcom
• - センチュリーシネマ 港町キネマ通り

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