『
ソウルキャリバーIII』(SOULCALIBUR III)は、
2005年11月23日にナムコ(現
バンダイナムコエンターテインメント)から発売された
PlayStation 2用の剣劇対戦アクションゲームで、「ソウルシリーズ」の第4作目でもあります。本作は、ソウルシリーズの10周年を記念した作品としても知られています。
ストーリーとテーマ
本作の物語は、主人公ジークフリートとその宿敵ナイトメアの葛藤を中心に展開されます。物語の鍵を握るのは、「ソウルズ・エンブレース」と呼ばれる状態で、邪剣ソウルエッジに霊剣
ソウルキャリバーが突き刺さったシーンです。プレイヤーは、各キャラクターのストーリーを追いかけながら、分岐のあるイベントを体験し、エンディングに辿り着くことを目指します。
ゲームプレイの進化
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ソウルキャリバーIII』は、前作に比べてグラフィックやゲームモードが大幅に向上しました。家庭用版では、シングルプレイヤーモードが充実しており、プレイヤーは多様な遊び方を楽しむことができます。具体的なモードは以下の通りです:
1.
ストーリーモード: キャラクターごとの独自の物語を追い、各エンディングを目指します。
2.
バトルアリーナ: CPUとの戦いを通じ、勝ち抜き形式や特殊条件でのバトルを体験できます。
3.
ワールドコンペティション: CPU相手の世界対戦ツアーに参加し、成績を競います。
4.
ロストクロニクルズ: 格闘アクションとリアルタイムシミュレーションが融合した戦略的なモードです。
キャラクタークリエーション
本作独自の要素として特徴的なのは「キャラクタークリエーション」機能です。このモードでは、プレイヤーがオリジナルのキャラクターを作成でき、髪型、目、服装、武器、アクセサリーなどを自由にカスタマイズすることができます。全身の20カ所以上を変更可能で、重ね着も行えるなど、創造の幅は広がっています。さらに、装備品の組み合わせによってキャラクターの性格も変わるユニークなシステムも搭載されています。
音響と映像
本作は品質保証として“THXゲーム認証”を取得した数少ないゲームでもあり、これにより音響や映像の高品質さが保証されています。加えて、ゲーム内にはナムコの名作「
ギャラガ」とのコラボレーションムービーも収録されています。さらに、同梱されている取り扱い説明書には、ゲームの概要を理解しやすく解説する「痛快! キャリバ道場」という漫画も掲載され、プレイヤーに楽しみを提供しています。
セーブデータ問題
ゲームの発売直後にはメモリーカード内のセーブデータが破損する
バグが報告され、ナムコはこの問題について公式に発表しました。問題の回避策として、本作専用のメモリーカードを使用することが推奨されています。しかし、この問題の詳細な修正や対応方法については明確な告知がなく、ユーザーからの希望に基づいて局所的に修正が行われている状況です。
業務用アーケード版
本作は、家庭用版に続いてアーケード版『
ソウルキャリバーIII ARCADE EDITION』が
2006年に登場しました。このアーケード版では、ゲームバランスの調整が施され、CPU戦を通じた新たなモードも追加されています。特にアーケードでは「LEGENDモード」がファンからの支持を受け、携帯サイトと連動したコンペティションも行われました。
総評
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ソウルキャリバーIII』は、魅力的なキャラクター、豊富な遊び方、そして高い品質を誇る作品です。剣劇対戦アクションゲームのジャンルに新たな風を吹き込み、様々なプレイヤーに楽しさを提供し続けています。