ダイセキ

株式会社ダイセキについて

株式会社ダイセキ（Daiseki Co., Ltd.）は、愛知県名古屋市港区に本社を構え、産業廃棄物の処理を専門とする会社です。1958年に設立されて以来、産業廃棄物の中間処理や収集、運搬を手がけ、特に廃油や汚泥の処理が主力分野となっています。また、コンクリート離型剤や工業用潤滑油の製造・販売も行っており、幅広い事業を展開しています。

設立と沿革

ダイセキは1945年に三重県にて油脂精製業をスタートしました。1958年10月1日に「株式会社大同石油化学工業」として正式に設立され、その後1970年には子会社の北陸ダイセキ株式会社を設立しました。1984年には商号を現在の「株式会社ダイセキ」に改称し、企業名を広めました。

1995年には日本証券業協会に株式を店頭登録し、1999年には東京証券取引所および名古屋証券取引所の市場第二部に上場、2000年には市場第一部に移行しました。さらに2007年には田村産業株式会社を子会社化し、2010年にはシステム機工株式会社を完全子会社化しました。これにより、ダイセキは事業の多角化を進めています。

事業所と機能

株式会社ダイセキは、国内に多数の事業所を展開しています。名古屋事業所を中心に、関西（明石市）、九州（北九州市）、関東（佐野市）、北陸（白山市）、千葉（袖ケ浦市）などに各業務を行う拠点が存在します。特に工場については、第一工場から第三工場までを所有し、様々な種別の産業廃棄物の処理能力を強化しています。

また、尼崎リサイクルセンターや汚泥改良リサイクルセンターを活用して、地域の環境保護にも貢献しています。企業としての社会的責任を果たすべく、廃棄物のリサイクルおよび再利用を推進し、持続可能な社会の実現を目指しています。

主要なサービス

ダイセキは、廃油や汚泥の中間処理の他にも、さまざまな産業廃棄物の回収や運搬を行っています。これに加えて、自社製品としてコンクリート離型剤や潤滑油を開発し、業界のニーズに応えています。特に、廃油や汚泥処理に関する技術は高く評価されており、長年の実績に裏打ちされた信頼性があります。

また、必要な場合には顧客のニーズに応じたカスタマイズも可能で、迅速かつ効率的なサービス提供を心がけています。特に、地域の産業との連携を強化し、廃棄物の処理だけでなく、環境負荷の軽減にも寄与しています。

まとめ

株式会社ダイセキは、愛知県名古屋市を本拠地とし、産業廃棄物の処理に特化した企業です。成立以来、長い歴史を持ち、その過程で培った技術力と信頼性を武器に、さまざまな廃棄物に対応しています。今後も環境保護に貢献しつつ、事業の拡大と社会貢献を目指していくことでしょう。親会社や関連会社との連携を強めることで、業界内での競争力を高めていくと期待されます。

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