ニチハ

ニチハ株式会社について

ニチハ株式会社（英: NICHIHA CORPORATION）は、住宅用建材の主要なメーカーの一つで、愛知県名古屋市中区に本社を置いています。同社は、JPX日経中小型株指数に名を連ね、多様な建材を提供しています。

会社の歴史

ニチハの設立は1956年6月に遡ります。当初は中村合板の子会社として、ハードボードの製造を行っていました。しかし、合板不況の影響で中村合板が解体された際、住友銀行の支援を受けて新たに建材メーカーとしての歩みを始めました。
この過程で、ニチハは窯業系サイディング材に特化し、この分野では日本国内での最大手とされています。

その後も、三井住友銀行との関係は深まり、同行の支援を受けて三井物産系の三井木材工業の窯業系事業を統合することで、さらに業界での地位を強化しました。また、三井住友銀行名古屋ビルへの本社移転やショールームの開設なども手掛けています。2015年3月31日の時点で、三井住友銀行はニチハの6位の大株主で、関連会社の大手町建物株式会社も第2位の大株主でした。

重要な出来事

同社の沿革にはいくつかの重要な出来事があります。1956年に設立された日本ハードボード工業株式会社は1957年に本店を名古屋市中区に移転し、1962年に再度移転しました。1973年には本社が東京都千代田区にある日本ハードボード工業株式会社と合併し、さらなる成長を遂げました。
その後、1984年には株式会社チューオーを買収し、1988年には現在の商号に変更しました。1989年には名古屋証券取引所に上場し、1996年には東京証券取引所に上場しました。

2001年以降、ニチハは三井木材工業株式会社を完全子会社化し、2004年には住友金属工業との合弁会社を完全子会社化するなど、積極的な事業拡大が続きました。

製品ライン

ニチハは外壁材に関しては特に窯業系サイディング材を中心に多様な製品を展開しています。また、外観装飾部材や屋根材、耐火野地板、軒天なども製造しています。かつてはインシュレーションボードも手掛けていましたが、2004年に事業交換によりその製造からは撤退しました。

関連会社

ニチハには多くの関連会社があり、例えばニチハマテックス株式会社（旧・三井木材工業の外壁材事業を継承）、株式会社チューオー、高萩ニチハ株式会社などがあります。また、複数のニチハブランドの関連企業も支援しています。

最後に、ニチハは日本国内だけでなく、海外展開も進めており、Nichiha USA, Inc.をはじめとした海外の関連企業も存在しています。これにより、国際的な市場でも競争力を維持し続けています。

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