ネクソン

株式会社ネクソンについて

株式会社ネクソン（NEXON Co., Ltd.）は、東京都港区を本社とする多国籍ゲーム企業であり、主にPCオンラインゲームの開発及びサービス提供を行っています。1994年に韓国で設立され、2005年に本社を日本へ移転しました。現在、韓国、アメリカ、台湾、タイなどにもオフィスを展開しています。ネクソンは、時価総額において世界の大手ゲーム会社の一つとして知られており、人気タイトル『メイプルストーリー』や『アラド戦記』、『サドンアタック』など、45以上のゲームを190カ国以上で配信しています。累計登録ユーザー数は約10億人に達し、業界でもその影響力は大きいです。

会社の成り立ちと歴史

ネクソンの歴史は1994年に始まり、設立者である金正宙と宋在京によって韓国にて創業されました。その後、2000年9月には日本においてNEXON Corporationとソリッドネットワークスとの資本提携を経て、株式会社ネクソンジャパンが設立されました。2002年にNEXON Corporationの100%子会社となり、以降、日本市場への特化した事業展開を行うようになりました。

2004年からは無料で楽しめるウェブゲームやアバターを使用したコンテンツが登場し、2006年には有料タイトルがアイテム課金制へと移行しました。これにより、ユーザーにとってのアクセスのしやすさが向上し、さらなる成長を遂げました。また、2009年には社名を「株式会社ネクソンジャパン」から「株式会社ネクソン」に変更しています。

重要なマイルストーン

ネクソンの歴史の中でいくつかの重要な出来事がありました。2011年の東日本大震災においては、一時サービスを停止しましたが、速やかに全サービスを再開し、ユーザーへの影響を最小限に抑えました。さらには、2012年にはソーシャルゲームを提供するgloopsを365億円で買収し、完全子会社化するなど、戦略的な買収を進めてきました。

さらに、2021年には仮想通貨の価値が暴落した影響で、約45億円の損失を計上したこともありましたが、これも企業としてのリスク管理の一環として捉えられています。2022年には映画『アベンジャーズ』シリーズの制作会社AGBOに対し、大規模な出資を行い、筆頭株主となるなど、エンターテインメント業界においても活動しています。

ゲームタイトルと開発部門

ネクソンは多くのタイトルを展開していることで知られています。主なゲームには、PC向けの『テイルズウィーバー』や『メイプルストーリー』、モバイルゲーム『ドミネーションズ -文明創造-』、さらには『真・三國無双 斬』などがあります。これらのゲームはそれぞれ異なる開発部門が担当しており、Wizet Studio、devCAT Studio、LODUMANI Studioなどが存在します。

今後の展開

今後、ネクソンはさらなる国際展開を進めると同時に、新しいゲームの開発にも力を入れていく見込みです。特に、マルチプラットフォームでのゲーム提供やVR・AR技術の導入が期待されており、今後も進化を続ける企業として注目されています。ゲーマーコミュニティとの関係を深めながら、エンターテインメントの未来を切り開く存在となるでしょう。

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