バカゲー

バカゲーとは

バカゲーは、コンピュータゲームの一種であり、ユニークで奇抜なストーリーやデザインを持つ作品が多く含まれています。この言葉は「馬鹿馬鹿しいゲーム」の略称として、多くのゲーマーやファンの間で使われています。一般的には「クソゲー」と比較されることが多いですが、バカゲーはコンセプトや要素においてポジティブな意味合いを持つことが多く、その楽しさが際立っています。

バカゲーの由来

バカゲーという言葉は1992年に初めて登場しました。この言葉は、コンシューマーゲームの専門誌『BEEP!メガドライブ』において提案されたもので、初期の定義では単に「バカなゲーム」とされていました。特集内では、意図的に笑いを取るように設計された「真正バカゲー」と、無意識に笑いを誘発する「仮性バカゲー」の二種類に分けられていました。

さらに、この言葉は違った文脈でも使われており、中古ゲーム関連の雑誌『ユーズド・ゲームズ』で提案されたこともあります。この出版社は、ゲームの未熟さや過剰な演出、斬新すぎるシステムがもたらす悪癖に注目し、批判ではなく新たな視点から楽しむ試みをしていました。この雑誌の定義では、クソゲーであることが前提とされていましたが、後には良作もバカゲーとして称賛されるようになりました。

バカメーカーとは

「バカメーカー」や「バカゲーメーカー」という用語も存在しますが、これはバカゲーを製作するゲーム会社を指します。ただし、この場合の「バカ」という表現は単に出すゲーム種類の問題だけでなく、そのメーカーに対する人々の印象や評価も影響を与えることが多く、恣意的な部分が多分に存在します。たとえば、データイーストなどは数多くの奇想天外なゲームを作り出したことでも知られていますが、エコールソフトウェアの『デスクリムゾン』のように、一作品で名を馳せたメーカーも「バカメーカー」に分類されることがあります。これらのメーカーには、多くのファンが愛着を持っていることでしょう。

有名なバカゲー作品

バカゲーの中でも特に著名な作品には、以下のようなものがあります。

超兄貴

このゲームは、開発会社自らが「バカゲーの代名詞」と言うほどのもので、「筋肉美」をテーマにしたシューティングゲームです。ゲームの奇抜なデザインと独特な世界観により、カルト的な人気を博しています。続編や関連作品まで展開されたこのシリーズは、ドラマCDやコミカライズ、音楽イベントなど多岐にわたるメディアミックスを展開しています。

せがれいじり

このゲームは「おバカに徹する」をコンセプトにしたアクション[[アドベンチャーゲーム]]です。プレイヤーの目的は、主人公である「せがれ」をいじって成長させることです。シュールでナンセンスな世界観が特徴で、ゲームは評価が高く、17万本の売上を記録しました。続編『続せがれいじり 変珍たませがれ』も登場し、人気が続いています。

バカゲーはそのユニークな魅力ゆえに、ゲーム界において特別な位置を占めています。これからも新たなバカゲーが世に出てくることでしょう。

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