ビッグリボン

ビッグリボンについて

ビッグリボン（欧字名: Big Ribbon）は、2018年3月5日に誕生した日本の競走馬で、主に芝レースで活躍しています。特に2023年のマーメイドステークスでの勝利が大きな話題を呼び、彼女の名は競馬ファンの間にしっかりと刻まれることになりました。名前の由来には、「誰よりも大きな成果を出すことを目指して」という願いが込められています。

経歴

3歳（2021年）

ビッグリボンは、2021年2月7日、小倉芝2000mでの3歳新馬戦に1番人気で出走しました。スタートから素晴らしい出足を見せ、1000mを64秒4というスローペースで逃げ切り、後続に4馬身差をつける圧巻の勝利を収めました。しかし、その後の中山芝2000mの3歳1勝クラスでは不良馬場の影響を受け6着に終わってしまいます。4月の忘れな草賞では、少し後ろから追走し、直線で懸命に追い上げて3着に食い込みました。その後、8か月間の休養を経て、12月4日の栄特別で再び勝利を獲得しました。

4歳（2022年）

4歳になったビッグリボンは、2022年1月15日の渥美特別で中団からのレースを進め、直線では他馬を抜き去り先頭に立ち、4馬身の差をつけて圧勝しました。その後、湾岸ステークスでは中団からの伸びを欠き6着、休養に入ることになりました。しかし、12月25日のサンタクロースステークスでは、3番手からの追走で最後にアナゴサンとアウスヴァールとの激しい競り合いを制し、4勝目を挙げ力強さを示しました。

5歳（2023年）

2023年も活躍を続け、2月5日の関門橋ステークスでは中団から奮闘し3着を獲得。4月22日の福島牝馬ステークスでは後方からの追い込みを見せましたが、惜しくもステラリアにハナ差で敗れ2着となりました。しかし、6月18日に実施されたマーメイドステークスでは、中団やや後方からレースを進め、直線で一気に抜け出し、後続のウインマイティーの追撃を振り切って見事優勝しました。この勝利は彼女にとって重賞初制覇であり、印象深い瞬間となりました。

その後のレースでは、10月9日の京都大賞典で苦戦し8着、11月12日のエリザベス女王杯でも後方から伸びを欠き11着と、あまり良い結果には恵まれませんでした。2024年1月14日、ビッグリボンはJRAの競走馬登録を抹消し、現役を引退しました。引退後は生まれ故郷である下河辺牧場で繁殖牝馬として新たな役目を果たしています。

血統

ビッグリボンの全兄にあたるキセキは、2017年に菊花賞を制した実績があります。また、彼女の2代母であるロンドンブリッジは、1997年のファンタジーステークスを制覇し、1998年の桜花賞で2着に輝いています。血統背景からも、その能力の高さがうかがえます。

ビッグリボンの競走成績やその背景には、多くの期待やストーリーが詰まっており、これからの繁殖牝馬としての活躍にも注目が集まります。

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