ピアソンVUE

ピアソンVUEとは



ピアソンVUE(Pearson VUE)は、イギリスのメディア企業ピアソンが所有する、コンピューターを使用した試験(CBT/IBT)と高度なアセスメントを提供する世界的なサービス会社です。

幅広い試験に対応



イギリスの運転免許試験や各種職業試験をはじめ、アメリカでは医療従事者免許試験、大学院試験(GMAT)、軍関係者向け試験、金融取引業規制機構(FINRA)試験、各州の規制業界向け免許試験など、多岐にわたる分野で最高水準の試験を提供しています。特に、シスコシステムズやオラクルといった大手IT企業のベンダー資格試験を独占的に請け負い、コンピューターによる試験を随時実施している点が特徴です。

世界最大の試験・認定サービス



ピアソンのエデュケーション・アセスメント部門は、3,000億円の売上を誇る世界最大の試験・認定サービスを提供しています。その規模と売上は世界市場の過半数を占めており、業界をリードする存在です。

不正防止への取り組み



ピアソンVUEは、試験の公正性を保つために、様々な不正防止技術を導入しています。顔写真登録、指紋電子記録認証、署名電子記録といったテクノロジーを世界で初めて導入し、近年では、日本製静脈認証システムを世界的に導入することで、替え玉受験やなりすましといった不正を電子的に管理するシステムを構築しています。また、試験結果の解答データをデジタルフォレンジックすることで、不正率などを計算し、データ分析においても最先端を行っていますが、これらの技術は一般には公開されていません。

日本での展開



日本では、顔写真登録、電子署名登録、生体認証などを電子化したテストセンターを47都道府県に展開し、CBTやIBTといったシステムをベースに、日本の主要認定団体へのサービスを提供しています。テストセンターでは、高水準なサービスレベルが規定されており、本人確認や私物の持ち込みに関して厳格な規約が設けられています。2008年現在、4,700以上の認可済みセンターが145以上の国で稼働しています。

沿革



1994年: E・クラーク・ポーターによってVirtual University Enterprisesとして設立
2000年: 日本法人ナショナル・コンピュータ・システムズ・ジャパン株式会社設立

関連項目



Computer Based Testing(CBT)

外部リンク



ピアソンVUE公式サイト

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。