ファミマデジタルワン

株式会社ファミマデジタルワン（Famima Digital One Co., Ltd.）は、東京都港区に本社を構える、フィンテック事業を専門とする企業です。その歴史は、2000年に株式会社ファミマ・ドット・コムとして設立されたことに遡ります。その後、2017年に株式会社UFI FUTECH（UFI FUTECH Co.,Ltd.）へと商号を変更し、2019年に現在の株式会社ファミマデジタルワンへと再び商号を変更しました。

事業概要

ファミマデジタルワンは、ネットショッピング、エージェント、コンテンツの各事業を展開しています。具体的には、店舗に設置されたマルチメディア端末「Famiポート」の運営、そしてバーコード決済サービス「FamiPay」の提供が主な事業内容です。これらのサービスは、ファミリーマート店舗での利便性向上に大きく貢献しています。

歴史

2000年5月19日、株式会社ファミリーマートの子会社として、株式会社ファミマ・ドット・コムが設立されました。当初は、インターネットショッピング事業に注力していました。

2017年9月1日、親会社であったファミリーマート（2代目）が保有する全株式が、ユニー・ファミリーマートホールディングス（UFHD）に移管されました。これに伴い、社名も株式会社UFI FUTECHへと変更されました。この社名は、「UNY FamilyMart ITOCHU Future Technology」の頭文字から取られています。

2019年7月1日、さらなる事業展開を目指し、株式会社ファミマデジタルワンへと商号を再び変更しました。

2019年9月1日には、UFHDとファミリーマート（2代目）の合併により、ファミリーマート（3代目）が親会社となり、現在に至っています。

かつての事業：ファミマ・ドット・コム

かつて、ファミマ・ドット・コムは、総合ショッピングサイト「ファミマ・ドット・コム」と食品専門サイト「ファミマ・フードパーク」の二つのインターネットサービスを展開していました。2010年12月8日には、これら二つのサイトを統合し、新たなネットショッピングサイト「ファミマ.com」としてリニューアルしました。

この「ファミマ.com」では、購入した商品をファミリーマート店頭で受け取るか、自宅への宅配を選択することができました。店頭受け取りを選択した場合、送料が無料になるという特典がありました。また、利用金額100円ごとに「ファミマネットポイント」が1ポイント付与され、このポイントは次回以降の買い物で1ポイント=1円として利用できるほか、100ポイント以上であればTポイントへの交換も可能でした。

さらに、「ファミマ.com」の利用促進のため、ファミリーマート店頭では月刊フリーペーパー「Famima.com マガジン」が配布されていました。このカタログには、おすすめ商品やキャンペーン情報などが掲載され、顧客の購買意欲を刺激していました。

これらのサービスは、残念ながら2018年2月28日をもって終了しました。

まとめ

株式会社ファミマデジタルワンは、その前身であるファミマ・ドット・コムから、ネットショッピング事業を始め、Famiポートの運営、FamiPayの提供など、様々なデジタルサービスを手掛けてきました。企業の変遷を経て、現在はファミリーマートのデジタル戦略を支える重要な役割を担っています。

脚注

株式会社ファミマデジタルワン公式サイト

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