フェアエールング

フェアエールング（Verehrung）

2020年3月18日生まれの日本の競走馬。ドイツ語で「尊敬」を意味する「Verehrung」が示すように、そのレースぶりは多くのファンに敬意を抱かせる。

デビューから3歳シーズン

2022年7月、福島競馬場の新馬戦でデビュー。柴田大知騎手を背に、スタートから先手を奪いそのまま逃げ切るという鮮烈な勝利で、その才能の片鱗を見せつけた。しかし、続く札幌2歳ステークスでは、積極的な先行策に出るも失速し、ブービーという結果に終わる。3歳シーズンは、序盤からなかなか結果が出ず苦戦を強いられる。

丹内祐次騎手とのコンビ定着

転機が訪れたのは、2023年7月。丹内祐次騎手が再び鞍上を務めた3歳以上1勝クラスで、2着と好走。これをきっかけに丹内騎手とのコンビが定着し、続く利尻特別、釧路湿原特別を連勝。その勢いのまま秋華賞への出走を目指したが、残念ながら抽選の結果、除外となってしまった。その後、新潟[[牝馬ステークス]]に出走するも、8着と敗退。

オープンクラスへ

4歳シーズン序盤は、再び着外が続く不調に見舞われる。しかし、再び丹内騎手を迎えたSTV賞では、直線で内をつき、スミを突くという見事な差し切り勝ちで、シーズン初勝利をあげ、オープンクラスへの仲間入りを果たした。その後、福島記念では、52キロという軽ハンデを活かし、直線で鋭い伸びを見せるも、アラタに1馬身及ばず2着。その実力を証明した。

重賞初制覇

5歳となった2025年シーズンは、新設された重賞である小倉[[牝馬ステークス]]から始動。レースでは、中団から直線で外に進路を取り、内から抜け出してきたシンティレーションとの激しい競り合いの末、写真判定の結果、同着で重賞初制覇を成し遂げた。この勝利は、JRA重賞での1着同着として、2021年のチューリップ賞以来、12度目の記録となる。

競走成績（2025年1月25日現在）

（netkeiba.comおよびJBISサーチに基づく）

血統

牝系は、小岩井農場の基礎輸入[[牝馬]]であるフロリースカツプにルーツを持つ。3代母オカノブルーの子孫には、マイネルデュプレ（共同通信杯）、マイネルブライアン（シリウスS、群馬記念、グランシャリオC）、マイネルビンテージ（京成杯）などがいる。その他の近親については、フロラーカツプ#サンマリノ牝系を参照。

外部リンク

競走馬成績と情報 netkeiba
競走馬成績と情報 JBISサーチ

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