フォーラムエイト
株式会社フォーラムエイト（FORUM 8 Co., Ltd）は、1987年の設立以来、土木分野を中心にソフトウェア開発を手掛けている企業です。本社を東京都港区に構え、橋梁、道路、水工など幅広い土木構造分野を支援する設計計算・CADソフト「UC-1シリーズ」を中核として、動的解析やバーチャルリアリティ（VR）技術を駆使した多様なソリューションを提供しています。
創業当初のコンセプトは「土木技術者の広場」。高度な解析技術や省力化を推進することで、設計に携わるエンジニアの環境向上を目指しています。パッケージソフトウェアの自社開発にこだわり、UC-1シリーズを中心に土木・建築設計支援ソフトウェアと技術サービスの提供に注力しています。
1996年にはニュージーランドに開発拠点を設置し、2000年には3次元リアルタイムVR「UC-win/Road」を開発しました。このソフトは2002年に「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、以降、3D・VRシミュレーションコンテストを毎年開催しています。また、ドライビングシミュレータや3次元解析、避難解析ソフトなどを連携させ、土木プロジェクトをはじめ、多様なコミュニケーションシーンでVR技術の普及に努めています。
海外展開も積極的に進めており、2007年には中国（上海）に合弁会社を設立。シンガポール、インド、オーストラリアに駐在事務所を設置しました。さらに、青島、台湾、ベトナムなどにもグループ会社を設立し、アジアや欧米、中東各国で代理店網を拡大しています。ヨーロッパ市場では、2007年にロンドンオフィスを設立し、2021年にはアイルランド・ダブリンに現地法人を設立しました。主力製品の多言語対応を進めるとともに、国産3DCGソフト「Shade3D」の海外展開にも力を入れています。
フォーラムエイトは、時代の進展に合わせてVR技術を開発し、「UC-win/Road」をプロジェクト全体や交通・自動車研究などの分野で活用しています。近年は、3DVRを中核としたVRプラットフォームの構築や、インフラデジタルDBを組み込むことで、DX推進にも注力しています。
2019年には、「VR Design Studio UC-win/Roadのオープンデータ連携による多様な技術・分野間でのコネクト加速」が経済産業大臣賞を受賞。2021年には、VRプラットフォームをベースとしたレジリエンス強化の取り組みが評価され、「ジャパン・レジリエンス・アワード」の準グランプリを受賞しました。
経済産業省の補助金事業では、「XR技術を用いた次世代コミュニケーションプラットフォーム開発事業」が採択され、F8VPS（フォーラムエイトバーチャルプラットフォームシステム）を開発。これは、各種3DVR空間を演出するアプリを作成するためのフレームワークであり、クラウド上でリアルタイムコミュニケーションが可能なシステムを短時間で作成できます。
「UC-win/Road」のVR技術と連携し、ITS、ADAS・自動運転、MaaSソリューションなどの研究・開発をサポートするドライビングシミュレータを提供しています。車両運動モデルやHILSとリアルタイムで連携し、開発キットであるSDKやソフトウェアライブラリを利用することで、外部データや各種センシングモデル、既存システムとの連携や追加開発が可能です。AUTOSARに対応した自動車ECU向けソリューションも提供しており、自動車だけでなく、自転車、バイク、車いす、鉄道、船舶など多様なシステムに対応しています。
運転教習所向けのドライビングシミュレータは、運転時の危険場面や注意場面を再現し、実車に近い感覚でのシミュレーションを可能としています。2020年には運転シミュレータ型式認定を取得しました。
UC-1シリーズのクラウド化を進め、「UC-1 for SaaS」シリーズや、3DVRのクラウド型合意形成ソリューション「VR-Cloud」などの製品・サービスを提供しています。また、完全クラウド対応の会計シリーズや、クラウド基盤開発サービスも展開しており、クラウドサービスの拡充を進めています。
BIM/CIMのフロントローディングを支援するIM＆VRソリューションを提供し、i-Construction・建設ICTにも対応しています。また、「CIM技術者育成を目的としたVRコンテンツ活用教育訓練プログラム」を開発し、「建設ICTマスター講座」を開講しています。
遠隔操縦や自動運転に対応する重機と連携する3DVRシステムにより、事前シミュレーションによる作業計画の検証、事前訓練・安全教育、作業監視などが行える「3DVRによる重機の遠隔操縦システム」を提供しています。
フォーラムエイトは、社会インフラの充実・強化や、防災・減災対策など、土木・建築分野を中心とした強靭化の取り組みを支援しています。地震、津波、河川氾濫などの解析結果をVRで可視化する防災対策ソリューションや、3DVR浸水ハザードマップサービスなどを提供しています。ハザードマップや地震シミュレータなど、防災教育を通じて国民の防災意識向上にも貢献しています。
技術・製品の情報交換やユーザー交流の場として、毎年秋に「デザインフェスティバル」を開催しています。また、自動運転カンファレンスやVRコンファレンスなどのイベントも開催し、最新技術や事例を紹介しています。国際VRシンポジウムでは、最先端の3D・VR技術の活用・展開に関する研究やプロジェクトを発表しています。さらに、「3DVRシミュレーションコンテスト」や「学生BIM&VRデザインワールドカップ」など、VR技術の普及を目的とした様々なコンテストを開催しています。
フォーラムエイトのソフトウェアは、産業用CG-VR市場で高いシェアを誇り、VR作成ソフトや国産3DCGソフトでトップシェアを獲得しています。
主要製品としては、3次元リアルタイムバーチャルリアリティ「VR Design Studio UC-win/Road」、BIM/CIM対応統合型3DCGソフトウェア「Shade3D」、国産マルチプラットフォーム3Dゲームエンジン「スイート千鳥エンジン」、FEM解析ソフト、UC-1土木設計・CADシステムなどがあります。
モータースポーツやスポーツ文化の振興にも力を入れており、「FORUM8 Rally Japan」のタイトルパートナーや、WRC FIA世界ラリー選手権の公式スポンサーなどを務めています。また、女子プロサッカーWEリーグの「大宮アルディージャVENTUS」のトップパートナーとしても活動しています。
1987年の設立から現在に至るまで、国内外での拠点開設、製品開発、技術提携、イベント開催など、様々な活動を通じて成長を続けています。
フォーラムエイトは、VR技術とソフトウェア開発を駆使し、社会の発展に貢献する企業として、今後も革新的な技術とソリューションを提供し続けます。
創業からグローバル展開へ
創業当初のコンセプトは「土木技術者の広場」。高度な解析技術や省力化を推進することで、設計に携わるエンジニアの環境向上を目指しています。パッケージソフトウェアの自社開発にこだわり、UC-1シリーズを中心に土木・建築設計支援ソフトウェアと技術サービスの提供に注力しています。
1996年にはニュージーランドに開発拠点を設置し、2000年には3次元リアルタイムVR「UC-win/Road」を開発しました。このソフトは2002年に「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、以降、3D・VRシミュレーションコンテストを毎年開催しています。また、ドライビングシミュレータや3次元解析、避難解析ソフトなどを連携させ、土木プロジェクトをはじめ、多様なコミュニケーションシーンでVR技術の普及に努めています。
海外展開も積極的に進めており、2007年には中国（上海）に合弁会社を設立。シンガポール、インド、オーストラリアに駐在事務所を設置しました。さらに、青島、台湾、ベトナムなどにもグループ会社を設立し、アジアや欧米、中東各国で代理店網を拡大しています。ヨーロッパ市場では、2007年にロンドンオフィスを設立し、2021年にはアイルランド・ダブリンに現地法人を設立しました。主力製品の多言語対応を進めるとともに、国産3DCGソフト「Shade3D」の海外展開にも力を入れています。
VR技術とDX推進
フォーラムエイトは、時代の進展に合わせてVR技術を開発し、「UC-win/Road」をプロジェクト全体や交通・自動車研究などの分野で活用しています。近年は、3DVRを中核としたVRプラットフォームの構築や、インフラデジタルDBを組み込むことで、DX推進にも注力しています。
2019年には、「VR Design Studio UC-win/Roadのオープンデータ連携による多様な技術・分野間でのコネクト加速」が経済産業大臣賞を受賞。2021年には、VRプラットフォームをベースとしたレジリエンス強化の取り組みが評価され、「ジャパン・レジリエンス・アワード」の準グランプリを受賞しました。
経済産業省の補助金事業では、「XR技術を用いた次世代コミュニケーションプラットフォーム開発事業」が採択され、F8VPS（フォーラムエイトバーチャルプラットフォームシステム）を開発。これは、各種3DVR空間を演出するアプリを作成するためのフレームワークであり、クラウド上でリアルタイムコミュニケーションが可能なシステムを短時間で作成できます。
ドライブシミュレータの展開
「UC-win/Road」のVR技術と連携し、ITS、ADAS・自動運転、MaaSソリューションなどの研究・開発をサポートするドライビングシミュレータを提供しています。車両運動モデルやHILSとリアルタイムで連携し、開発キットであるSDKやソフトウェアライブラリを利用することで、外部データや各種センシングモデル、既存システムとの連携や追加開発が可能です。AUTOSARに対応した自動車ECU向けソリューションも提供しており、自動車だけでなく、自転車、バイク、車いす、鉄道、船舶など多様なシステムに対応しています。
運転教習所向けのドライビングシミュレータは、運転時の危険場面や注意場面を再現し、実車に近い感覚でのシミュレーションを可能としています。2020年には運転シミュレータ型式認定を取得しました。
クラウドとBIM/CIMへの対応
UC-1シリーズのクラウド化を進め、「UC-1 for SaaS」シリーズや、3DVRのクラウド型合意形成ソリューション「VR-Cloud」などの製品・サービスを提供しています。また、完全クラウド対応の会計シリーズや、クラウド基盤開発サービスも展開しており、クラウドサービスの拡充を進めています。
BIM/CIMのフロントローディングを支援するIM＆VRソリューションを提供し、i-Construction・建設ICTにも対応しています。また、「CIM技術者育成を目的としたVRコンテンツ活用教育訓練プログラム」を開発し、「建設ICTマスター講座」を開講しています。
遠隔操縦や自動運転に対応する重機と連携する3DVRシステムにより、事前シミュレーションによる作業計画の検証、事前訓練・安全教育、作業監視などが行える「3DVRによる重機の遠隔操縦システム」を提供しています。
国土強靭化への貢献
フォーラムエイトは、社会インフラの充実・強化や、防災・減災対策など、土木・建築分野を中心とした強靭化の取り組みを支援しています。地震、津波、河川氾濫などの解析結果をVRで可視化する防災対策ソリューションや、3DVR浸水ハザードマップサービスなどを提供しています。ハザードマップや地震シミュレータなど、防災教育を通じて国民の防災意識向上にも貢献しています。
VR普及への取り組み
技術・製品の情報交換やユーザー交流の場として、毎年秋に「デザインフェスティバル」を開催しています。また、自動運転カンファレンスやVRコンファレンスなどのイベントも開催し、最新技術や事例を紹介しています。国際VRシンポジウムでは、最先端の3D・VR技術の活用・展開に関する研究やプロジェクトを発表しています。さらに、「3DVRシミュレーションコンテスト」や「学生BIM&VRデザインワールドカップ」など、VR技術の普及を目的とした様々なコンテストを開催しています。
ソフトウェア展開と主要製品
フォーラムエイトのソフトウェアは、産業用CG-VR市場で高いシェアを誇り、VR作成ソフトや国産3DCGソフトでトップシェアを獲得しています。
主要製品としては、3次元リアルタイムバーチャルリアリティ「VR Design Studio UC-win/Road」、BIM/CIM対応統合型3DCGソフトウェア「Shade3D」、国産マルチプラットフォーム3Dゲームエンジン「スイート千鳥エンジン」、FEM解析ソフト、UC-1土木設計・CADシステムなどがあります。
モータースポーツ・スポーツ文化振興
モータースポーツやスポーツ文化の振興にも力を入れており、「FORUM8 Rally Japan」のタイトルパートナーや、WRC FIA世界ラリー選手権の公式スポンサーなどを務めています。また、女子プロサッカーWEリーグの「大宮アルディージャVENTUS」のトップパートナーとしても活動しています。
沿革
1987年の設立から現在に至るまで、国内外での拠点開設、製品開発、技術提携、イベント開催など、様々な活動を通じて成長を続けています。
フォーラムエイトは、VR技術とソフトウェア開発を駆使し、社会の発展に貢献する企業として、今後も革新的な技術とソリューションを提供し続けます。
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