フクダ電子

フクダ電子株式会社について

フクダ電子株式会社（FUKUDA DENSHI CO., LTD.）は、東京都文京区に本社を構える医療機器の製造・販売を行う企業です。東証スタンダード市場に上場しており、長年にわたり医療業界に多大な貢献をしています。特に、1951年に国産第一号となる心電計を開発したことが、同社の歴史の中で重要なマイルストーンとなりました。

事業内容

フクダ電子は心電計を中心に、生体情報モニタや血圧脈波検査装置、心臓カテーテル検査装置、超音波画像診断装置など多様な医療機器を取り扱っています。そして、業務用空気清浄機の製造・販売も行っています。また、他社との提携により、AED（自動体外式除細動器）や人工呼吸器、心臓ペースメーカーなど、多岐にわたる製品を扱い、予防から健康管理までトータルソリューションを提供しています。

国内に220以上の拠点を持つフクダ電子は、医療機関への信頼性の高いサービスを展開し続けています。

スポンサー活動

フクダ電子は、プロ野球チームの東北楽天ゴールデンイーグルスや千葉ロッテマリーンズのオフィシャルスポンサーとしても活動しています。また、Jリーグのチームであるジェフユナイテッド市原・千葉のホームスタジアム名「フクダ電子アリーナ」の命名権を取得しており、スポーツ界への貢献も行っています。

沿革

フクダ電子は、1939年に創業者の福田孝が「福田特殊医療電気製作所」として設立されました。その後、1948年に株式会社福田電機製作所を設立し、1951年には国産初の直記式心電計を開発しました。

時代とともに会社は成長し、1977年には心電図の自動解析システムを国内で初めて開発し、1982年にはアイソレーション心電計を開発しています。1990年には「財団法人福田記念医療技術振興財団」を設立し、医学への貢献を続けてきました。

2000年代には、医療機器のさらなる進化を遂げ、2002年には新しい血圧脈波検査装置を開発・販売開始しました。さらに、2009年には宇宙航空研究開発機構（JAXA）との連携により、宇宙での臨床研究にも貢献するなど、国際的な舞台でも存在感を示しています。

近年、2022年には生体情報モニタや空気清浄除菌脱臭装置がグッドデザイン賞を受賞するなど、優れた製品を世に送り出し続けています。

まとめ

フクダ電子株式会社は、医療機器の分野で優れた技術力を誇り、全国に広がるネットワークを活かし、医療現場に不可欠な存在となっています。また、スポンサー活動や医学技術振興の取り組みを通じて、より良い社会の実現に寄与しています。将来的には、創業85周年を迎える予定で、さらなる発展が期待されます。

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