ブラストワンピース

ブラストワンピース

概要

ブラストワンピース（欧字名: Blast Onepiece）は、日本の競走馬であり、馬場馬術競技においても活躍しています。2015年4月2日に北海道安平町のノーザンファームで誕生し、母はツルマルワンピースです。彼の馬名には「突風」と母名の一部が由来として含まれています。主な成績には、2018年の有馬記念や毎日杯、新潟記念、2019年の札幌記念、2020年のアメリカジョッキークラブカップがあり、特に2018年にはJRA賞最優秀3歳[[牡馬]]に選出されました。

デビュー前の育成

ブラストワンピースは、シルクレーシングから「ツルマルワンピースの15」として募集され、総額2,000万円で出資が行われました。出生直後から脚の内向きな状態が見られたため、慎重に育てられました。1歳時はあまり目立った馬体ではなかったものの、2歳の夏には急速に成長し、牧場での評価も高まりました。

競走成績

2歳時 (2017年)

2017年11月19日、東京競馬場で芝1800mの新馬戦に出走。脚の問題が懸念されたものの、無事にデビューを果たし、池添騎手の鞍上で新馬勝ちを収めました。この勝利を皮切りに、デビューから短期間で2連勝を達成しました。

3歳時 (2018年)

2018年、初戦のゆりかもめ賞で圧巻の勝利を収め、その後の毎日杯でも連勝を達成しました。皐月賞には出走せず、東京優駿への直行が決定。残念ながら、スタート出遅れから5着に終わりましたが、その後新潟記念を見事に制し、古馬初対戦となった菊花賞でも好走しました。年末の有馬記念に出走し、GI初制覇を果たしました。この時、池添騎手は自身の記録を更新する勝利となり、大竹調教師にとっても悲願のGI初制覇となりました。

4歳時 (2019年)

古馬初戦の大阪杯では期待を背負いながら6着に敗北。その後は目黒記念に挑戦するも8着に終わり、札幌記念で久々の勝利を飾ります。続く凱旋門賞では重馬場に苦しみ、最下位の11着となりました。

5歳～7歳 (2020年～2022年)

2020年のアメリカジョッキークラブカップで復帰し、見事な勝利を収めましたが、その後の大阪杯では再び敗戦。2021年に復帰を果たしたものの、心房細動が判明し、2022年1月19日に引退が発表されました。彼はその後、ノーザンホースパークで乗馬としての新たな生活をスタートしました。

馬具や育成のこだわり

ブラストワンピースは、レース時に緑色のシャドーロールを着用しており、これによって見栄えが良くなるよう工夫されています。このシャドーロールは本来、馬が自身の影を気にしないようにするために使われる道具ですが、彼の場合は美観が目的です。

血統と背景

母であるツルマルワンピースは中央で3勝を挙げ、2009年日経賞勝ち馬の血を引いています。彼の血統や育成背景も、トレーニングやレースパフォーマンスに深く関係しています。ブラストワンピースという名前は、競馬ファンに長く記憶されることでしょう。

もう一度検索