ブルーゲイル

ブルーゲイル（BLUE GALE）

有限会社ブルーゲイルは、北海道札幌市白石区東札幌に本社を構えるアダルトゲーム制作会社です。社名は、テレビアニメ『戦闘メカ ザブングル』のオープニング主題歌「疾風ザブングル」の歌詞に由来します。ブランドとして「BLUEGALE」の他、「ブルゲLIGHT」「ブルゲ On Demand」「ブルゲDL」などを展開しています。

かつては本業のアダルトゲーム制作と並行して、メイド喫茶を経営していた時期もありました。

歴史

1997年に『月光獣』でデビュー。社長の宇佐氏は、デビュー当初、銀行からの融資を受けられず、身内からの借金で資金を調達したと語っています。1998年には第2作『My Dear アレながおじさん』を発売。同作で主題歌を担当したI'veは、以降の作品でも主題歌を提供するようになります。ただし、姉妹ブランド「ブルゲ On Demand」では、I'veは一作品も担当していません。

2002年12月20日には、「ブルゲ On Demand」が『M&M 〜とろける魔法と甘い呪文〜』でデビューを果たしました。

2007年7月8日には、創立10周年を記念して「なまらブルゲNIGHT」というイベントを開催。I'veからKOTOKOと詩月カオリが出演し、生ライブを行いました。

飲食店事業

2003年から2007年12月30日まで、札幌市中央区にて北海道初のメイド喫茶「Cafe Primevere」を経営していました。また、2007年9月まで札幌市のコミュニティFMラジオ放送「ドラマシティFM新さっぽろ」で放送されていた番組『絶対無敵!ご主人様』のスポンサーとなり、同店の情報を放送。番組には社長がレギュラー出演し、店の店員をゲストに招くこともありました。

メイド喫茶閉店の理由について、宇佐氏は「電撃萌王」とのインタビューで、以下の3点を挙げています。

1. すすきのや札幌駅前の同業者が、夜間営業で収益率の高い酒類を提供していること。
2. 原油価格の高騰により、小麦粉などの輸入品価格が上昇したこと。
3. メディアに取り上げられたことで一般客が増え、常連客が減ってしまったこと。

これらの要因が重なり、11月時点では業績が悪化する可能性が高まりました。アダルトゲーム事業も常に10万本を突破するほどの売り上げではなかったため、閉店を決断しました。

作風

社長の宇佐氏は、制作においてヒロインの可愛さを最大限に表現することを重視し、様々な性格や境遇設定を生かしながら、前作を超える作品を目指していると語っています。

同社は姉妹ブランドを含め、多様な作風を有しています。デビュー作『月光獣』に代表される鬼畜凌辱ものは、同社の主要な作品群の一つです。これらの作品は、キャラクターの葛藤を描いたり、「興奮度メーター」といったシステムを導入するなど、独自の工夫が凝らされていると評されています。

一方、ラブコメ作品では、ごく普通の生活に突飛な要素を盛り込んだ作品が多いと指摘されています。例えば、「ヒロインがある日突然ふたなりになる」（『ないしょのティンティンたいむ』）、「誤って悪魔を召喚してしまう」（『えろすまっしゅ!』）といった要素が挙げられます。

姉妹ブランド「ブルゲ On Demand」では、フェティシズムを主題としています。デビュー作『M&M 〜とろける魔法と甘い呪文〜』はロリ系の作品ですが、『女医○っくす』以降の作品群は巨乳を題材とした「抜きゲー」となっています。

主な作品

BLUE GALE
月光獣
MyDear アレながおじさん
sonnet〜心かさねて〜
PILE・DRIVER
ツグナヒ
その他多数
ブルゲLIGHT
JKと淫行教師〜夜回り先生編〜
JKと淫行教師2〜痴漢電車編〜
JKと淫行教師3〜万引き少女編〜
その他多数
ブルゲ ON DEMAND
M&M 〜とろける魔法と甘い呪文〜
女医○っくす
ジャンキーシリーズ
その他

主なスタッフ

原画
辰波要徳
鋼丸
桜衣まいり
シナリオ
沖水ミル
leimonz

もう一度検索