ポケモンミニ

ポケモンミニ（Pokémon mini）

ポケモンミニは、任天堂が出資する株式会社ポケモンによって2001年12月14日に発売された、携帯型ゲーム機です。型番はMIN-001で、ポケットモンスターシリーズ専用のゲーム機として知られています。

概要

このゲーム機は、手のひらに収まるサイズ感で、登場時にはカートリッジ交換式のゲーム機の中で最も小さいとされていました。すべてのソフトウェアがポケモンを題材としており、ポケモンファンにはたまらない魅力を持っています。

ハードウェア

仕様

ポケモンミニには、以下のような基本的な仕様があります。

• - CPU: Nintendo Minx（4MHz）
• - 通信機能: 赤外線通信機能（最大1メートル）
• - 振動機能:
• - ショックセンサー: 本体を振ることで入力が可能
• - カートリッジ交換式: カートリッジのサイズは500円玉程度で、容量はゲームボーイと同等の8メガビット（約1メガバイト）
• - 画面: モノクロ2階調液晶（解像度は96×64ドット）
• - 電源: 単4乾電池を1本使用し、約60時間の連続プレイが可能
• - 本体サイズ: 縦74mm、横58mm、厚さ23mm
• - 重量: 約70g（カートリッジと電池を含む）

ボタン配置

ポケモンミニのボタンは、ゲームボーイと類似の配置がされており、プレイヤーにとって使いやすい設計がなされています。具体的には、以下のようなボタンがあります。

• - 十字キー: 操作の基本
• - Aボタン、Bボタン: ゲームの基本操作に使用
• - Cボタン: 特殊機能に使用され、消音機能を持つ
• - パワーボタン: 電源の操作
• - リセットボタン: 本体の初期化を行う

ソフトウェア

ポケモンミニに対応したソフトはすべて株式会社ポケモンから発売されました。特に「ポケモンアニメカード大作戦」や「ピチューブラザーズミニ」はアニメ版のキャラクターが使用されている珍しいタイトルといえるでしょう。

カラーバリエーション

ポケモンミニは、以下のカラーバリエーションが存在します。

• - ウパーブルー
• - チコリータグリーン（ポケモンセンター限定）
• - ムチュールパープル（同じくポケモンセンター限定）

これらのカラーは「ポケモンパーティミニ」とのセットで販売されました。特にウパーブルーは2002年4月26日に単品販売もされました。

その他の機能

ポケモンミニには、ゲームデータを保存するためのバックアップメモリーが内蔵されており、最大6ブロックまでのセーブが可能です。ただし、ゲームの種類によって使用するブロック数は異なります。専用ROMカセットの書き換えシステムも開発予定でしたが、実現には至りませんでした。

特殊機能

ゲームキューブ用ソフト『ポケモンチャンネル ～ピカチュウといっしょ!～』にはポケモンミニのエミュレーション機能があり、ここでは体験版やオリジナルソフトを楽しむこともできます。これは、さらなるポケモンミニの遊びの幅を広げるものでした。さらに、カラーバリエーションには「ゴールド」と「ウッド」が追加され、さらに多彩な選択肢を提供しています。

まとめ

ポケモンミニは、手軽にポケモンゲームを楽しむための画期的なハードウェアです。特にポケモンファンにとっては、そのサイズ感とデザイン、ポケモンならではのソフトウェアの数々が魅力であり、携帯型ゲーム機の一つのスタイルを確立しました。

もう一度検索