マッピー

『マッピー』とは

『マッピー』は、1981年にロボット開発のために作られたキャラクターを元に、1983年にナムコ（現・バンダイナムコエンターテインメント）がリリースしたアーケード[[ゲーム]]です。本作では、プレイヤーはネズミの警察官「マッピー」を操作し、泥棒猫「ニャームコ」とその手下の猫たちから盗まれたアイテムを取り戻すというストーリーが展開されます。

ゲームの概要と特徴

ゲームはアイテム回収型アクションゲームとして設計されています。プレイヤーはトランポリンやドアを駆使して、敵である泥棒猫たちをかわしながら盗品を集めます。ステージはニャームコたちのアジトである「ニャームコ屋敷」の内部が舞台で、6階建ての構成を有し、各階には多くの盗品が隠されています。ゲームの広告キャッチコピーには「痛快!! 追いかけっこゲーム」と謳われています。

ゲームシステム

プレイヤーは2方向レバーを用いてマッピーを移動させ、ボタンでドアを開閉することができます。ゲームはラウンド形式で、各ラウンド開始後は時間が経過するとともに敵が増えていき、ネコたちの動きが速くなる仕組みです。トランポリンを使って高さを移動することも重要で、トランポリンの色の変化やそれに伴うリスクを管理しながら攻略を進める必要があります。

アイテムと得点獲得

ゲーム内には多様なアイテムが存在し、例えばベルや落とし穴を使って敵を気絶させることで得られる得点も重要です。また、特定のターゲットアイテムに触れることで、倍率が上がり得点を稼ぐことが可能になります。

ミスの条件

ゲームオーバーになる条件は複数あり、フロア内で敵と接触したり、特定のトラップに引っかかるとミスになります。ミスを重ねると残機が失われ、全ての残機を失うことでゲームが終了します。

ゲーム開発の背景

本作は、企画に約2年を費やし、開発コードが「V-14」と名付けられました。ゲームデザイナーは佐藤英治で、音楽を手掛けた大野木宜幸は、後にすぎやまこういちに影響を与えたとも言われています。

移植版と評価

『マッピー』は多くのゲーム機種に移植されており、ファミリーコンピュータ版なども登場しました。ゲームシステムの基礎を保ちながらも、機種ごとに独自のアレンジが施されています。アーケード版は日本だけでなくアメリカでも人気を博し、多くのゲーマーに愛され続けています。

コンテンツの多様性

このゲームは、特にそのキャラクターのユニークなデザインや、逃げる猫と追うマッピーのダイナミックな動きが評価されており、他の同時期のゲームにはない新しいアイデアが取り入れられています。トランポリンを利用した戦略的な移動や、高得点を狙える多様なギミックがプレイヤーを引き込んでいます。

続編とメディア展開

『マッピー』はその後、多くの続編や関連作品も生まれ、メディア展開にも広がっていきました。続編ではマッピーの新しい冒険が描かれ、他のゲームにクロスオーバーすることもあります。

『マッピー』は、その魅力的なゲームシステムやキャラクターで、レトロゲームシーンに大きく貢献しており、今でも多くのファンに親しまれています。

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