マーク・ジェイコブス

マーク・ジェイコブス（Marc Jacobs）は、1963年4月9日、アメリカ合衆国ニューヨークで生まれたファッションデザイナーです。自身の名を冠したファッションブランド「マーク ジェイコブス」は、1986年に設立されました。

生い立ちとキャリア

ニューヨークでユダヤ系アメリカ人の家庭に生まれたジェイコブスは、1981年にハイスクール・オブ・アート・アンド・デザインを卒業。その後、パーソンズ・スクール・オブ・デザインで学び、在学中にペリー・エリスのデザイン賞を受賞しました。卒業後はペリー・エリスのチーフデザイナーとして、グランジスタイルのデザインを手掛け、その才能を開花させました。

1986年、オンワード樫山の支援を受け、自身の会社を設立。「マーク ジェイコブス」ブランドとして初のコレクションを発表し、ファッションデザイナーとしてのキャリアを本格的にスタートさせました。2001年にはセカンドライン「マーク・バイ・マーク ジェイコブス」を開始し、2つのラインでブランド展開を行いましたが、2015年秋冬コレクションをもってセカンドラインを廃止し、メインブランドに一本化しました。

マーク・ジェイコブスは、自社ブランドだけでなく、1997年から2014年までルイ・ヴィトンの服飾部門のデザイナーも務めました。ウィメンズ商品は単独で、メンズ商品はキム・ジョーンズと共同でデザインを担当。その後、ニコラ・ジェスキエールに後任を譲りました。

企業としてのマーク・ジェイコブス

• - 1986年：オンワード樫山の支援により創業。
• - 1996年：独立し、ニューヨーク・コレクションに参加。
• - 2001年：セカンドライン「マーク・バイ・マーク ジェイコブス」の展開を開始。
• - 2015年：セカンドラインを終了し、メインブランドに一本化。幅広い価格帯の商品展開を開始。

人物像

私生活では、ブラジル人広告代理店経営者のロレンツォ・マルトーネと婚約しましたが、後に破局。2012年からはブラジル人ポルノ俳優のハリー・ルイスと交際していました。

親日家として

デザイナーとして最初に大きな契約を交わした相手が日本企業であったことから、親日家として知られています。「僕がデザイナーとして成功できたのはコシノジュンコと消費者のおかげ」と述べています。来日時には草間彌生のスタジオを訪問し、水玉模様のデザインにインスピレーションを得たと言われています。

また、2003年にはルイ・ヴィトンの「モノグラム」ラインで、日本人アーティスト村上隆とコラボレーションしたバッグを発表。このコラボレーションは、村上隆の名前と「kawaii」という言葉を世界的に知らしめるきっかけとなりました。

中絶推進団体とのコラボレーション

マーク・ジェイコブスは、マイリー・サイラスと共同でチャリティTシャツを製作し、その収益をプランド・ペアレントフッドに寄付しました。プランド・ペアレントフッドは、中絶手術を行う団体であり、中絶賛成派（プロチョイス）の団体として知られています。この活動は、中絶反対派（プロライフ）からの批判も受けました。

主なブランド名

• - MARC JACOBS
• - Marc By Marc Jacobs（セカンドライン、現在は廃止）

フィルモグラフィー

• - ディス/コネクト|ディス_コネクト（2012年）

脚注

上記の情報は、様々な情報源に基づいて構成されています。

外部リンク

• - Marc Jacobs.jp 公式サイト
• - Marc Jacobs - IMDb（英語）

もう一度検索