マーリン・エンターテイメンツ

マーリン・エンターテイメンツ：世界を舞台に展開するエンターテイメント企業

マーリン・エンターテイメンツは、イギリスに拠点を置く、世界的に有名なアトラクション施設の運営企業です。欧州ではトップ、世界でも2番目の規模を誇り、その事業は世界中に広がっています。4大陸、23か国に渡り、105ものアトラクション施設、11のホテル、そして3つのホリデービレッジを展開する巨大なエンターテイメント企業なのです。

多様なアトラクションとグローバルな展開

マーリン・エンターテイメンツの運営施設は多岐に渡り、誰もが知る有名なアトラクションが数多く含まれています。世界各地で親しまれているマダム・タッソー館やロンドン・ダンジョンは、同社の代表的な施設と言えるでしょう。これらの歴史的建造物や著名人の蝋人形を展示するアトラクション以外にも、マーリン・エンターテイメンツは、世界中に水族館を展開しており、海洋生物の魅力を伝える役割も担っています。

そして、忘れてはならないのがレゴランドです。子供たちに人気のレゴブロックをテーマにしたレゴランド、そして、ショッピングモールなどに併設されているレゴランド・ディスカバリー・センターは、世界各地で展開され、多くの人々に楽しさと創造性を提供しています。デンマーク発祥のレゴグループと深い繋がりを持つ同社は、レゴランド・ビルン（デンマーク）を始め、日本、マレーシア、ドバイ、カリフォルニア、ドイツ、フロリダ、ウィンザー、韓国など、世界各地にレゴランドを展開し、レゴの世界観を体験できる場所を提供しています。

レゴグループとの繋がりと企業買収

2019年には、マーリン・エンターテイメンツは大きな転換期を迎えました。レゴグループの創業家ファンドが、ブラックストーン・グループおよびカナダの投資会社と共に同社を買収したのです。この買収によって、レゴグループ創業家はマーリン・エンターテイメンツの株式の半分を保有する筆頭株主となりました。レゴグループとの緊密な連携は、レゴランド事業の更なる発展に大きく貢献すると期待されています。

日本における事業とインクルーシブな取り組み

マーリン・エンターテイメンツは、日本においても「マーリン・エンターテイメンツ・ジャパン」として事業を展開しています。近年、同社は障がい者への対応において、大きな改善を行いました。以前は、聴覚障害者のみでの入場を許可していませんでしたが、関係者からの指摘・指導を受け、同社全世界共通のポリシーである「あらゆる障がいをお持ちの方も施設にご入場いただけます。障がいをお持ちの方のみのご入場も例外ではありません」を遵守するよう改めました。この変更は、よりインクルーシブなエンターテイメント体験を提供する同社の姿勢を示す重要な出来事と言えるでしょう。

未来への展望

マーリン・エンターテイメンツは、今後も世界規模でアトラクション施設の運営と拡大を続け、世界中の人々に感動と興奮を提供し続けることでしょう。レゴグループとの連携強化、インクルーシブな取り組みの推進など、同社の更なる発展に注目が集まっています。

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