ラフォーレ原宿

ラフォーレ原宿について

ラフォーレ原宿（Laforet HARAJUKU）は、東京都渋谷区表参道に位置するショッピングセンターおよびファッションビルです。この施設は森ビル株式会社によって運営され、1978年にオープン以来、特に若者をターゲットとしたファッションの発信地となっています。このビルは地上6階、地下2階から成り立ち、延べ床面積は15,672平方メートルです。ラフォーレという名称はフランス語で「森」を意味し、運営会社である森ビルの名前にも由来しています。

歴史と役割

ラフォーレ原宿は1978年10月に開業し、現在の場所に進出する以前は穏田三丁目にありました。オープン当初は、伝統的な教会やレストランが周囲にあった地域でしたが、次第にファッションやアート、音楽を求める若者たちが集まるエリアへと変貌を遂げていきました。その流れを受けて、ラフォーレ原宿は地元商店街と連携しながら、ファッションとカルチャーを結びつける重要な役割を果たしました。

開業以来、このビルは国内外に「原宿のファッションのまち」としてのイメージを広める拠点となり、多くの若手ファッションクリエイターや起業家が誕生する場ともなりました。特に1982年からは、ラフォーレミュージアム原宿での舞台上演を通じて多様な文化交流を促進しました。また、ユニークなイベントや衝撃的な広告活動も少なくなく、ファッション業界内外で注目を集め続けています。

ラフォーレミュージアム

ラフォーレ原宿の6階には多目的ホール「ラフォーレミュージアム」が設置され、多様な展示やイベントが行われています。このミュージアムは1982年に設置され、ラフォーレ原宿の開業からわずか4年後のことでした。ポップカルチャーや現代アート、音楽などのフィールドで活躍する様々なアーティストの作品を紹介する場として、多くの訪れる人々に影響を与えています。また、過去には六本木にもラフォーレミュージアムが存在し、2016年に閉館するまで多くのイベントが開催されていました。

過去の店舗

ラフォーレ原宿の成功は、他地域への展開にも影響を与えました。1983年には愛媛県松山市に地方出店が始まりましたが、2008年には老朽化により閉店しました。また1993年には北九州市小倉に出店し、地元企業との共同で始まった店舗でしたが、2007年に閉店。その後、アパマンショップホールディングスによるリニューアルを経て新しい形に生まれ変わりました。新潟には1994年から営業していた店舗がありましたが、2016年に閉店。これらの地方店舗は、ラフォーレ原宿が持つファッションの魅力を全国に広めるための一環として機能していました。

結論

ラフォーレ原宿は単なるファッションビルではなく、文化やトレンドを発信する重要な拠点として、引き続き多くの人々に愛される場所です。若者たちに向けたファッションやアートの発信地として、今後も新しい潮流を生む存在であり続けることでしょう。

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