レイザーラモンHG(本名:住谷正樹)は、
兵庫県出身の
お笑いタレントであり、元
プロレスラーでもあります。
1975年12月18日生まれの彼は、お笑いコンビ「
レイザーラモン」の一員として知られ、同時にハードゲイキャラクターでブレイクを果たしました。左利きであることも彼の特徴の一つです。
来歴
播磨町で育ったHGは、播磨町立蓮池小学校、播磨町立播磨中学校を経て、
兵庫県立加古川東高等学校を卒業。後に
同志社大学商学部に入学し、ここで学生
プロレスに没頭します。大学在学中に出渕誠と出会い、共にコンビ「
レイザーラモン」を結成。卒業記念に出場した「今宮子供えびすマンザイ新人コンクール」で福笑い大賞を獲得し、お笑いの舞台に傾倒していきます。
大学卒業後は
生活協同組合コープこうべに就職しますが、お笑いへの情熱を捨てられず、4か月で退職し
吉本興業に入ります。
2001年には
吉本新喜劇に加入し、
2002年からはハードゲイキャラクターとしての活動をスタートしました。
2003年には
小籔千豊と共にユニット「
ビッグポルノ」を結成します。
HGは、
2005年に『爆笑問題のバク天!』でハードゲイキャラクターとして全国区で認知され、
プロレス興行「ハッスル」にも出場。自身の芸風が一気にブレイクします。
2006年には鈴木杏奈と結婚し、二人の間には子供が二人います。
HGキャラクターの確立
初めは本名で活動していたHGですが、女性客にはあまりウケが良くなく模索の日々が続きました。彼が腰を激しく振るネタを披露したところ、女子高生に大ウケし、これがハードゲイキャラクター誕生のきっかけとなりました。そして、このキャラクターが定着するにつれ、多くの舞台やテレビに出演し、そのユニークなパフォーマンスが注目を集めました。
彼のキャラクターは、社交的で陽気であり、また独特の動きや共演者との掛け合いで笑いを誘います。「フォー!」という絶叫は多くのファンに親しまれ、流行語にも選ばれました。
2009年にはハッスルの興行で大怪我を負い、一時芸能活動を休止しますが、
2010年には復帰し、
漫才に力を入れるようになります。住谷正樹としての活動も増え、さまざまなバラエティ番組に出演するようになります。
現在の活動と略歴
2019年には、反社会的勢力との闇営業問題で一時謹慎処分となりますが、復帰後も
漫才に情熱を燃やし続けています。2021年にはユニット「ネオ☆健康ボーイズ」のメンバーとしても活動。2023年には故郷の播磨町から「ふるさとPR大使」に任命されるなど、その存在感はますます増しています。
芸風・キャラクターの進化
HGのパフォーマンスは、リッキー・マーティンの「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」をBGMに、サングラスをかけた独特の衣装で舞台に立つスタイルが特徴です。観客を巻き込んでの腰の激しい動きとともに、セリフや動作でユーモアを交えるスタイルが大きな人気を呼んでいます。
また、
プロレス界でも独自の技名を付けた技を多数使用し、その全てに独特のセンスと
下ネタが絡められています。
その他の活動
レイザーラモンHGは、絵画の才能も持ち、テレビ番組でその技術を披露することもあります。さらには、CMやPVにも出演し、幅広い分野で活躍しています。独特のキャラクターたちは、多くのファンに愛され続けており、今後の活動にも期待が寄せられています。