レイズイン

レイズイン(REY'S IN GROUP)の軌跡：音楽制作からメディア展開まで

レイズイン(REY'S IN GROUP)は、1982年5月1日、東京都港区六本木に設立された音楽制作会社です。代表取締役の長戸秀介氏は、著名な音楽プロデューサーである長戸大幸氏の弟にあたります。ビーイング創業者の弟という血縁関係も、その後のレイズインの活動に影響を与えたと言えるでしょう。

設立以来、レイズインは数々のアーティストのプロデュース、育成、レーベル運営、そしてメディア展開と、音楽業界における幅広い活動を行ってきました。その活動内容を、時代を追って見ていきましょう。

レーベル設立とアーティストプロデュース

2003年には、コロムビアミュージックエンタテインメント内に、レイズインがレーベルプロデューサーを務めるTOY BOXを設立。その後、2005年には、独立系の音楽レーベルを運営する株式会社サウストゥノースレコーズを設立し、インディーズレーベルとしてSouth to North RecordsとSouth to North Factoryを立ち上げます。さらに、2012年にはデジタル音楽配信に特化したレーベルWAVE MUSIC TUNESを設立するなど、時代の変化に合わせた事業展開を積極的に行ってきました。2013年にはユニバーサルミュージックと提携し、次世代アイドル専門レーベルROCKET BEATSを設立、多様な音楽ジャンルへの対応を強化しています。

レイズインがこれまでプロデュースしてきたアーティストは多岐に渡り、メジャーからインディーズまで、数多くの才能を世に送り出してきました。その中には、現在も第一線で活躍するアーティストも含まれています。South to North Recordsからリリースされたアーティストや、ROCKET BEATS、その他レーベルから輩出されたアーティストそれぞれが、独自の音楽性を確立し、音楽シーンに貢献しています。

メディアミックス戦略：ラジオからアプリまで

レイズインは、アーティストのプロデュースにとどまらず、ラジオ番組制作、動画配信、ポッドキャスト配信、スマートフォンアプリ開発など、メディアミックス戦略にも積極的に取り組んでいます。

2010年から2015年にかけては、Kiss-FM KOBE、エフエム愛知、FMヨコハマ、@FMといった複数のラジオ局で、様々な音楽番組を制作・放送。これらの番組では、所属アーティストの楽曲紹介はもちろん、アーティスト自身が出演するトークや企画など、リスナーとアーティストを繋ぐ場を提供してきました。

動画配信においては、Ustreamやニコニコ生放送を利用し、アーティストのライブ映像やインタビューなどを配信。また、ポッドキャストでは、アーティストへのインタビューや、音楽業界の裏側を伝える番組などを展開。これらの活動を通して、より多くの聴衆に、音楽やアーティストの魅力を伝えることを目指しています。さらに、スマートフォンアプリの開発にも着手し、音楽ゲームや、アーティスト関連のアプリなどをリリースしています。

レイズインの未来

レイズインは、音楽制作会社として、そしてメディア企業として、常に新しい挑戦を続けています。長年の実績と、時代の変化に対応する柔軟な姿勢が、今後の更なる発展を期待させる所以でしょう。今後も、数々の才能を発掘し育成することで、日本の音楽シーンをさらに盛り上げていくことが期待されます。 今後、レイズインがどのような新しい試みを見せてくれるのか、注目が集まります。

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