ロジクール

株式会社ロジクール：デジタルデバイスのリーディングカンパニー

株式会社ロジクールは、スイスに本社を置くLogitech International S.A.の日本法人として、コンピュータ周辺機器市場において確固たる地位を築く企業です。世界ではLogitechブランドで知られていますが、日本ではLogicoolブランドで親しまれ、マウスやキーボードをはじめ、幅広いデジタルデバイスを提供しています。

多様な製品ラインナップ

ロジクールの製品ラインナップは多岐に渡り、ユーザーのニーズを多角的に満たしています。主な製品カテゴリーは以下の通りです。

入力機器: マウス、トラックボール、キーボード、デジタルペンなど、コンピュータ操作に欠かせない基本的な周辺機器を数多く取り揃えています。
ゲーミングデバイス: ゲーミング市場において高い人気を誇るLogicool Gブランドでは、マウス、キーボード、ヘッドセット、コントローラー、さらにはドライビングシミュレーターやフライトシミュレーターといった本格的なゲーミング周辺機器を展開。eスポーツシーンへの積極的な参入も特徴です。
モバイルデバイス: iPadやタブレットに対応した充電スタンドやケースなど、モバイル環境での快適な利用をサポートする製品も提供しています。
オーディオ機器: PCスピーカーやBluetoothスピーカー、高音質ヘッドセットなど、多様なオーディオ機器を通じて、豊かな音響体験を提供しています。
Webカメラ・ビデオ会議機器: 高画質のWebカメラやビデオ会議向け製品は、リモートワークやオンラインコミュニケーションを円滑に進める上で重要な役割を担っています。
その他: プレゼンテーション用ポインターなど、ビジネスシーンでも活用できる製品も取り扱っています。

さらに、Ultimate Ears、Jaybird、ASTRO Gamingといった、ポータブルスピーカー、スポーツイヤホン、ゲーミングヘッドセットなどを開発する海外企業の製品についても、日本国内における販売代理店として事業を展開しています。

ブランドと歴史

日本市場においてLogicoolブランドが使用されているのは、1988年の日本法人設立当時、既に「ロジテック」という商標を使用する企業が存在したためです。そのため、Logitech International S.A.の日本法人は「ロジテックパシフィック」として設立されましたが、1996年に現在の「ロジクール」に社名変更されました。現在使用されているロゴは、デザイナーTimothy Wilkinson氏による3代目です。2015年には、日本におけるe-Sportsの活性化を目的としたLogicool G CUPを開催するなど、積極的にeスポーツにも関わっています。

Logitech International S.A.の歩み

Logitech International S.A.は、1981年にスイスで設立されました。当初はニッチなソフトウェア事業を展開していましたが、マウスの開発に着手したことで大きな成功を収め、マウスメーカーとして世界的な地位を確立しました。1984年には世界初のワイヤレスマウス、1989年には世界初の親指操作型トラックボール「Trackman」を発表するなど、数々の革新的な製品を生み出しました。

その後、事業領域を拡大し、Webカメラ、PCスピーカー、ゲーミングデバイスなど、多様なデジタルデバイスの開発・販売を手掛けています。Appleやヒューレット・パッカードといった大手企業へのOEM供給も行っていましたが、2015年にはOEM事業を終了、リテール市場への注力を強めています。現在では、マウスやキーボードの世界最大手であると同時に、ゲーミング、ミュージック、ビデオ会議用デバイスなど幅広い分野で存在感を示しています。アメリカ市場におけるマウス、キーボード、PCスピーカー、ヘッドセット、Webカメラでの高いシェアを誇り、ゲーミング周辺機器市場ではRazerと並ぶトップメーカーとして世界的に知られています。

ロジクールは、これからも革新的な技術とデザインで、人々のデジタルライフを豊かにする製品を提供し続けるでしょう。

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