一二三慎太

一二三 慎太（ひふみ しんた） - プロ野球選手からトレーナーへの道

一二三慎太は1992年に大阪府堺市で生まれ、プロ野球選手として活動していました。出身校の城山台小学校から始まり、美木多中学校ではボーイズリーグに所属し、2007年のジャイアンツカップで優勝を経験。これにより、東京ドームでの監督原辰徳からのトロフィー受け取りという感動的な瞬間を経て、東海大相模高等学校に進学しました。

高校では、エースとして甲子園に出場。1回戦で敗退したものの、3年生時には夏の甲子園で準優勝を果たしました。彼の才能は評価され、2010年のNPBドラフトで阪神タイガースからピッチャーとして指名を受けて入団します。

阪神タイガース時代

プロ入りした2011年、彼は溶連菌感染症にかかり、シーズンスタート前から出遅れました。シーズン中も肩の痛みで一軍には上がれず、その後外野手に転向しました。2012年から外野手としてウエスタン・リーグに参戦。2013年には4番打者を任されるまで成長し、一軍昇格も視野に入れた活躍を見せましたが、怪我によってそのチャンスを逃してしまいます。

2014年から2016年までのウエスタン・リーグのシーズンでは、低打率に苦しみつつも努力を重ねましたが、2016年の10月1日、阪神から戦力外通告を受けます。

引退後の活動

現役続行を志していた一二三は、石川ミリオンスターズへの入団を計画しますが、練習生として無給で活動。その後、トラブルに巻き込まれるも、2018年にはトレーニングを通じて現役復帰を目指しました。2021年、彼は大阪梅田でパーソナルトレーニングサロンHITGYMを設立し、トレーナーとしての新たなキャリアを歩み始めました。

選手としての特徴

高校時代には25打数15安打（1本塁打）という優れた結果を残しており、その後の阪神でのキャリアでも強打者を目指して特訓を受けました。しかし、様々なケガに悩まされ、特に肩の負傷によってピッチングフォームを変更せざるを得ない状況にもなりました。以降はサイドスローやオーバースローを試行錯誤しながら技術を磨き続けました。

パーソナルトレーナーとしての新たな挑戦

パーソナルトレーナーとなった一二三は、アスリートのリハビリや体力向上に貢献しています。彼の目標は、ただのトレーナーではなく、アスリートたちが怪我を乗り越え、パフォーマンスを最大限に引き出せるよう手助けをすることです。これまでの経験を生かし、選手たちと同じ視点で取り組む姿勢が、彼の信念として根付いています。

彼はまた、トライアウトにも参加しており、自身の経験を生かして多くの人に影響を与えることを目指しています。 “この道を歩んできたからこそできることがある”という思いを持ちながら、これからも挑戦を続けていくことでしょう。

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