一場靖弘

一場 靖弘 (いちば やすひろ)

一場靖弘は、1982年7月5日生まれで群馬県出身の元プロ野球選手です。彼は投手として東北楽天ゴールデンイーグルス、東京ヤクルトスワローズで活躍しました。プロ野球選手としての経歴はもちろんのこと、引退後も野球教育に携わりながら新たな人生を歩んでいます。

経歴

プロ入り前

彼の野球人生のスタートは、桐生第一高等学校から始まります。高卒時、彼は2年生で第81回全国高等学校野球選手権大会に出場し、群馬のチームとして歴史的な優勝を経験します。彼の成績は目覚ましく、球速145km/hを計測しました。その後、明治大学に進み、在学中には六大学リーグで107奪三振という成績を残すなど、名声を高めます。そして2004年、大学卒業時に東北楽天から自由獲得枠で指名を受け、プロの世界に足を踏み入れます。

プロ野球選手時代

楽天では、2005年にプロデビューを果たし、初年度は苦戦。2006年には開幕投手を務めるも、不名誉な記録も抱えました。しかし、いくつかの良い試合もあり、最終的には楽天での活躍が評価されました。続く2009年からは東京ヤクルトスワローズに移籍し、新たな挑戦が始まります。

ヤクルト時代も数年にわたってプレーを続けましたが、期待された結果を残すことはできず、2012年に戦力外通告を受けました。その後のトライアウトや韓国リーグへの入団テストでも道を見出せず、ついに現役を退くことに。

現役引退後

retirement後は、桐生第一高校の同級生と共に看板デザインの会社で仕事をすることに。その後、茨城県の通信機器販売会社に転職し、野球教室で子供たちに野球を指導する活動を開始。学生野球資格を回復し、地域の野球発展に貢献しています。

また、YouTubeで「一場靖弘のBASEBALLチャンネル」を開設し、プロの経験を生かしたコンテンツ制作にも取り組んでいます。

人物

一場は大学時代、商学部に在籍していましたが、裏金問題が発生し、退部を余儀なくされることがありました。その後、結婚・離婚を経て、再婚しました。野球の世界で多くの仲間と繋がりがあり、特に桐生第一高校の小林正人や明治大学の同級生たちとの絆は強いものがあります。

一場は選手だけでなく指導者としても、若き選手たちへの道しるべとなることを目指しています。プロ野球選手としてのキャリアに対する思い出や反省を大切にしつつ、未来の育成にも情熱を注いでいるのです。

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