三河豊田駅

三河豊田駅について

三河豊田駅（みかわとよたえき）は、愛知県豊田市トヨタ町に位置する愛知環状鉄道線の駅です。駅番号は10で、トヨタ自動車本社に最も近い駅として、特に朝の通勤時間帯には多くの利用者で賑わいます。

歴史

三河豊田駅は、当初「南豊田駅」という仮称で計画されていました。最終的に採用された「三河豊田駅」という名称は、かつてこの地に存在した名鉄挙母線トヨタ自動車前駅の旧称を継承したものです。この名称が選ばれた背景には、地域における歴史的なつながりを重視する意図がありました。

年表

1976年（昭和51年）4月26日：国鉄岡多線の駅として、名鉄時代の同じ場所に開業。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により東海旅客鉄道に継承。
1988年（昭和63年）1月31日：岡多線が愛知環状鉄道に転換。
1993年（平成5年）10月1日：駅改修工事が完了し、終日有人駅となる。
1993年（平成5年）11月1日：自動券売機を設置。
2004年（平成16年）11月10日：バリアフリー化工事が完了。
2005年（平成17年）11月16日：南改札口が新設。
2008年（平成20年）1月27日：新豊田駅との複線化が完了し、ホームが1面2線化。
2008年（平成20年）9月3日：列車非常停止装置を設置。
2019年（平成31年）3月2日：ICカード「TOICA」の利用が可能となる。

駅構造

三河豊田駅は、島式1面2線の高架駅です。将来的な拡張を見据え、2面4線分の用地が確保されています。2019年6月15日にはホームが延長され、列車の停車位置をずらすことで混雑緩和が図られました。以前は早朝や深夜に無人となる時間帯がありましたが、利用者の増加に伴い、現在は駅員が終日配置されています。

改札口は、開業当初から使用されている自動改札機の他に、トヨタ自動車本社への通勤需要に対応するため、2005年冬より朝のラッシュ時限定で南改札口が利用開始されました。当初は出口専用でしたが、2008年3月に自動改札機が導入され、利便性が向上しました。

のりば

当駅と新豊田駅間のシャトル列車は1番線で折り返します。

輸送力増強と施設改良

2008年1月27日には、三河豊田駅と新豊田駅の間が複線化され、単式ホームの反対側に線路が敷設され、1面2線の島式ホームに改良されました。同年3月15日のダイヤ改正により、当駅と新豊田駅の間に朝の通勤時間帯にシャトル列車が増発されました。また、東側のトヨタ自動車本社側に改札口を新設する計画もありましたが、これは実現には至っていません。

利用状況

「豊田市統計書」や「移動等円滑化取組報告書」によると、三河豊田駅の一日平均乗降客数は以下の通り推移しています。


※ トヨタ自動車本社への通勤客が多いため、2003年以降、利用者数は急増しています。豊田市内の駅では、豊田市駅、新豊田駅に次いで利用者数が多い駅です。

駅周辺

三河豊田駅周辺には、以下の主要な施設や道路があります。

トヨタ自動車本社
本社工場、トヨタ会館、寮・社宅など
トヨタ生協メグリア本店
カバハウス（トヨタ自動車労働組合会館）
主な学校
豊田市立山之手小学校
豊田市立大林小学校
主な道路
国道248号（豊田南北線）
愛知県道488号三河豊田停車場大林線
愛知県道491号豊田環状線（外環状線）

バス路線

三河豊田駅には、以下のバス路線が乗り入れています。

名鉄バス
駅前ロータリー内
中部国際空港行
トヨタ記念病院行
前山町五丁目行
ロータリー西側車道沿い
名鉄豊田市駅行
JR東海バス
駅前ロータリー内
ドリームなごや号：東京駅行
とよたおいでんバス
駅前ロータリー内
土橋・豊田東環状線：土橋駅 - 三河豊田駅前 - トヨタ記念病院（一部経由しない便がある） - 五ヶ丘 - 広川町11丁目 - 豊田市
さくら観光バス
駅前ロータリー内
アットライナー：バスタ新宿行
アットライナー：大宮駅行
二俣新町駅行
上郷地域バス（にこにこバス）
駅前ロータリー内
末野原線：上郷コミュニティセンター行

隣の駅

愛知環状鉄道

■愛知環状鉄道線
末野原駅（09） - 三河豊田駅（10） - 新上挙母駅（11）

外部リンク

* 三河豊田駅のご案内 - 愛知環状鉄道

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