上野響平

上野 響平選手について

上野響平（うえのきょうへい）、2001年4月26日生まれのプロ野球選手は、大阪府貝塚市からやってきた期待の若手内野手です。彼は現在、オリックス・バファローズに育成選手として所属しており、右投右打のスタイルでプレーしています。

幼少期からの野球キャリア

上野は貝塚市立西小学校で野球を始めました。1年生の時に貝塚スポーツ少年団西地区に加入し、小学校4年生からは遊撃手として活躍していました。肩の強さが評価され、捕手としての経験も持っています。その後、貝塚市立第一中学校に進学し、貝塚シニアで野球を続けました。

高校は京都国際高等学校に進学し、入学早々にレギュラーの座を掴みます。2年生の秋には主将としてチームをまとめ、3年の春には京都府大会を制覇。3年夏の京都府予選では、遊撃手としてチームリーダーを務め決勝まで進出しましたが、立命館宇治に惜しくもサヨナラ負けを喫しました。残念ながら甲子園出場の機会は得られませんでした。

プロ入りと日本ハム時代

2019年10月17日、プロ野球ドラフトで日本ハムファイターズから3位指名を受け、11月には契約金3,500万円、年俸530万円で仮契約を結びました。2020年シーズンはイースタン・リーグで51試合出場し、打率は.174とあまり振るわず、1軍の出場はありませんでした。

2021年には4月13日にプロ入り初めて1軍に上がり、同日の試合でスタメン起用され初出場を果たしますが、その後の出場は4試合にとどまりました。イースタン・リーグでは68試合に出場し、打率は.209に留まりました。

2022年も同様で、4月には一軍に再昇格しましたが、シーズン通して安打は2本にとどまり、その後は二軍でプレーする場面が多くなりました。さらに同年10月には戦力外通告を受け、一時的に立場が危うい状況となりました。

オリックスへの移籍

2022年12月1日、オリックス・バファローズとの育成契約を結び、新たなスタートを切ることとなります。2023年シーズンでは、支配下選手として登録されることはなかったものの、ウエスタン・リーグで80試合に出場し、打率.213、1本塁打、12打点を記録しました。特に8月には17試合で打率.351という好成績を残し、ファーム月間MVPにも選出されました。また、12月にはアジアウインターベースボールリーグに「NPB RED」の一員として参加し、さらなる経験を積んでいます。

選手としての特長

上野選手は、高い守備力と強肩が特徴です。彼は今宮健太選手を目指しており、グラブさばきやフットワークに優れています。2022年に発表された文春オンラインの記事では、ボールの握り直しを行わずに送球する能力が称賛されています。打撃については非力と呼ばれることもあるものの、高校最後の年には10本の本塁打を記録し、最終的には高校通算11本の本塁打を達成しました。

最後に

上野響平選手は、プロ入り以来苦難を乗り越え成長を続けています。守備力の向上と共に、打撃力の強化を目指して日々努力を重ねる彼の今後に期待が寄せられています。

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