世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー

『世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー』は、2011年4月から2012年8月までTBS系列で放送された、歴史をテーマにした教養バラエティ番組です。TBSとハウフルスの共同制作で、司会は長年TBSのバラエティ番組を担当してきた関口宏が務めました。

番組の変遷

番組は、前番組『関口宏の東京フレンドパークII』の後を受けてスタートしました。『東京フレンドパークII』が放送時間帯を移動したものの視聴率が低迷し、終了したことを受け、新たな歴史番組として企画されました。関口宏は、長年担当してきた時間帯について、「笑いも大切だけれども、『見てよかった』、『得したな』という感覚が求められるのではないか」と語っています。

2011年10月には、番組は月曜19時台から水曜20時台へ移動しました。これは、『炎の体育会TV』が月曜19時台で放送されることになったためです。水曜20時台で関口宏が司会を務めるバラエティ番組が放送されるのは、2009年以来のことでした。

番組は2012年8月をもって終了し、同時に『クイズ100人に聞きました』から34年間続いたTBSのゴールデンタイムにおける関口宏司会のバラエティ番組シリーズも幕を閉じました。

番組内容

番組は、ある「歴史的な大事件」が起きた日をワイドショー形式で取り上げ、歴史的な事件の当日やその前後の出来事を、史料、再現中継、専門家やゲストとの討論などを通して多角的に検証しました。当時のトレンドや情勢も歴史の背景資料として紹介されました。一部の人物紹介では、肖像画の代わりにゲームや漫画のキャラクター像が用いられるなど、ユニークな演出も特徴でした。また、エンディングでは、取り上げた時代の現代における状況も紹介されました。

番組初期には「関ヶ原の戦い」などの特定の事件を取り上げていましたが、後期には「悪党」「歴史的建造物」「戦国武将・散り際の美学」など、より広いテーマを扱う形式に変わりました。

出演者

総合司会: 関口宏、松嶋尚美（オセロ）
進行: 駒田健吾（TBSアナウンサー）
レギュラーコメンテーター: 加来耕三（歴史家）、加藤晴彦

その他、小泉孝太郎、ビビる大木、東ちづる、高橋ジョージなど、多くのゲストコメンテーターが出演しました。また、「AKB48 ただいま歴史勉強中」枠として、AKB48のメンバーも不定期に出演しました。

番組には、TBSのベテランアナウンサーが「特集担当」として出演し、若手アナウンサーが「現地リポーター」として各地からリポートを行いました。

主なコーナー

リポートコーナー: 事件発生当日に放送されたという設定で、現場取材やインタビューなど、現代の取材手法を用いて歴史事件をリポートするコーナーです。
World Wide Topics (WWT): パトリック・ハーランが同時代の海外の出来事をリポートするコーナーです。
騒動センター: 報道センター風のセットから、同時代のトピックスや緊急ニュースを伝えるコーナーです。
クローズアップ○○: TBSのベテランアナウンサーが、人物関係や出来事の流れを解説する特集コーナーです。
○○なう: 取り上げた事件が起きた場所の、現代の様子や観光・グルメ情報を紹介するコーナーです。
* そうだったのか!クイズ○○: 番組末期に始まった、テーマに沿ったクイズコーナーです。

ネット局とスタッフ

番組はTBS系列で放送され、ネット局は月曜日・水曜日時代ともに同じでした。ナレーションは真地勇志、湯浅真由美、服部潤、山本百合子が担当しました。制作には、ハウフルス、TBSのほか、多くのスタッフが携わりました。

ミニ番組

月曜時代には、番組終了後に『歴史天国!』が放送されていました。水曜移動後には、番組直前に『もうすぐ世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー』が放送されました。

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