両備A.P.プライベート投資法人

両備A.P.プライベート投資法人について

両備A.P.プライベート投資法人（通称：りょうびエーピープライベート）は、東京都千代田区を本拠地とする私募リートであり、資産運用に特化した法人です。スポンサーは両備ホールディングスとA.P.リアルティで構成されています。この法人は、地域の活性化を目指す「地方創生」をテーマに掲げており、幅広い不動産に投資を行っています。

概要

この法人は、資産運用会社であるA.P.アセットマネジメント株式会社が管理運営を行っています。A.P.アセットマネジメントは、A.P.キャピタルが90%と両備ホールディングスが10%を出資している会社です。主な投資対象としては、住居やオフィス、商業施設、物流施設、ホテル、ヘルスケア施設、さらには保育施設など、バリエーション豊富な資産を保有しています。

特に、地方中核都市（人口30万人以上が基準）への投資は30%以上、また東京圏（東京都や近隣の埼玉県、千葉県、神奈川県）への投資も30%を超える計画を持っています。さらに中四国地域においては、投資比率を35%以上に設定しており、地域経済の活性化に貢献する姿勢を強調しています。運用開始から5年以内に資産規模を450億円に成長させることを目指しています。

沿革

両備A.P.プライベート投資法人の設立は2020年に遡ります。具体的には、1月22日に設立企画人であるA.P.アセットマネジメントによる投資信託法に基づく設立届が提出されました。その後、1月27日には投資法人の正式な設立が登記され、2月10日に申請が行われ、2月26日には登録が完了しました。運用は2020年3月26日から開始され、その際に取得した不動産の金額は89億円にのぼりました。

2021年12月には、4つの不動産信託受益権を新たに取得し、2022年にはさらに5物件を追加取得しました。この時点での資産規模は約250億円に達しています。

ポートフォリオの一例

保有物件の中には、岡山市にある「杜の街グレースオフィススクエア」という区分所有物件や、保育園も含まれています。これらの物件は全て地域のニーズに応じたものとされており、具体的な貢献を目指しています。

投資主

両備A.P.プライベート投資法人の投資主には、芙蓉総合リースが100口、三井住友ファイナンス＆リースが30口（共に2022年3月時点）と、複数の大手法人が名を連ねています。これにより、資金の安定性が確保されています。

関連項目と外部リンク

マイズリートやその他の私募リートに類似する法人とともに、地域活性化の重要性が増す中、両備A.P.プライベート投資法人の動向に注目が集まっています。公式サイトも公開されていますので、詳しい情報はそちらで確認できます。

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