中洲川端駅

中洲川端駅の概要

中洲川端駅（なかすかわばたえき）は、福岡市博多区に位置する福岡市交通局が運営する地下鉄駅です。この駅は、空港線と箱崎線の2路線が交差しており、箱崎線の起点でもあります。駅番号は、空港線がK09、箱崎線がH01です。駅のシンボルは地元出身のグラフィックデザイナー西島伊三雄によるもので、「中洲」と「川端」の文字が法被模様でデザインされています。

駅の管理は貝塚駅が行い、JR西日本中国メンテック福岡支店が業務を受託しています。業務委託駅として運営されており、乗客にとって便利な交通機関となっています。

歴史

中洲川端駅は、1982年4月20日に開業し、その際に福岡市地下鉄1号線の天神駅からの延伸と、2号線の当駅から呉服町駅までが開通しました。当初は1号線の終着駅、2号線の始発駅としての役割を担っていました。1983年3月22日には、1号線の博多駅への延伸が実施され、当駅は途中駅としても機能するようになりました。さらに1993年3月3日には1号線が博多駅から福岡空港駅まで延伸され、空港線と箱崎線の愛称が正式に付けられました。2009年には業務委託駅となりました。

駅構造

中洲川端駅は明治通りの直下に位置し、地下1階がコンコース、地下2階が箱崎線のホーム、地下3階が空港線のホームとなっています。空港線のホームは、姪浜方面と福岡空港方面に向かう列車が発着し、箱崎線のホームからは中洲川端止まりの列車も運行されています。

ホーム間では、中央に設置された階段を利用しての乗り換えが可能であり、目立つ特徴として、地下2階のホームでは3号車と5号車、地下3階のホームでは2号車と4号車に接続しています。引き上げ線も地下2階と3階の両方に存在しており、特に箱崎線の折り返し運転に利用されることがあります。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は約17,213人で、そのうち空港線が14,920人、箱崎線が2,293人となっており、箱崎線は同路線の中で最も少ない乗客数です。最近の統計データを分析すると、空港や観光地へのアクセスが重要な役割を果たしており、特に週末や祝日には観光客が多く訪れます。

駅周辺

中洲川端駅周辺は繁華街や歓楽街として知られ、多くの商業施設や観光スポットが立ち並んでいます。櫛田神社やキャナルシティ博多、グランドハイアット福岡など、多様な文化やレクリエーションが楽しめるエリアであり、観光に訪れる人々にとって魅力的なスポットです。また、川端通商店街や博多座なども近接しており、地域の活気を感じることができます。

多様な飲食店やショップも豊富に存在し、来訪者にとって便利で快適な交通アクセスを提供しています。中洲川端駅は、福岡市内の主要な交通ハブとして、観光やビジネス利用において欠かせない存在となっています。

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