丸大食品

丸大食品株式会社の概要

丸大食品株式会社は、大阪府高槻市を拠点とする食品メーカーであり、主にハムやソーセージ、各種惣菜などの食肉加工品を製造・販売しています。日本ハム、伊藤ハム米久ホールディングス、プリマハムと並んで、食肉加工業界の大手4社の一角を占めています。かつて業界で4位に位置していましたが、現在は6位に後退しています。

沿革

1954年に創立者の小森敏之が大阪市福島区でハムやソーセージの製造販売を始め、その後、1958年に株式会社化し本社を大阪市北区に移転しました。その後、1963年に大阪証券取引所2部上場を果たし、1965年には高槻市へ本社を移転、さらに1968年には東京証券取引所にも上場します。1972年には両証券取引所の1部へ昇格しますが、2013年には大阪証券取引所での現物株市場閉鎖に伴い上場廃止となりました。

主力商品の受賞歴

丸大食品の燻製屋熟成ウインナーは、2008年度から2010年度にかけてモンドセレクションで最高金賞を受賞し、2012年度にも受賞したことで、通算4度の受賞を達成しています。

ウェブサイトの歴史

公式サイトは1999年に開設され、2001年に新ドメイン「.jp」を使用して再開設され、現在も運営されています。このウェブサイトは、当初シドニーオリンピックに合わせて開設されました。

事業所情報

本社は大阪府高槻市に位置し、東京支店や各地に工場を持っています。具体的には、北海道、岩手、新潟、関東、茨城、神奈川、静岡、三重、兵庫、岡山、広島、唐津などに工場を展開しています。

商品ラインナップ

丸大食品の製品には、ハム、ソーセージ、ウインナー、フライ類、ハンバーグ、レトルトカレー、デザートなどがあり、畜肉だけでなく魚肉を使用した商品も多数展開しています。特に、燻製屋熟成あらびきポークウインナーやおべんとうの赤、魚肉ソーセージなどが代表的な商品です。

キャラクター商品

また、様々なキャラクター商品も展開しており、特撮ヒーローやアニメキャラクターとコラボしたフィッシュソーセージやウインナーなどが人気を博しています。

CMと広告戦略

丸大食品は、1970年代から様々なCMを通じて顧客に親しまれており、中でも「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」などのキャッチコピーが有名です。
また、数多くの著名人がCMに出演しており、ブランドの認知度向上に寄与しています。最近では仮面ライダーシリーズやクレヨンしんちゃんなどのテレビ番組でもスポンサードしています。

脅迫事件

業界内で不安を呼ぶ出来事もあった。特に2008年には中国製牛乳からメラミンが検出され、特定の商品を自主回収する事態が発生しました。同社に対する脅迫事件も二度発生しており、特に2010年には殺虫剤の混入をほのめかす脅迫電話があり、当局が捜査を担当しました。

グループ会社

丸大食品は、北海道丸大食品をはじめ、東北、信越、湘南、中部、中四国、九州などの生産グループ会社を展開しており、幅広い地域で製品を供給しています。

丸大食品は、歴史的な背景や幅広い商品ライン、キャラクター商品展開や有名なCMなどによって、多くの消費者に支持され続けています。

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