久保修

久保 修（くぼ しゅう）

久保修は、2000年9月29日に大阪府河内長野市で生まれたプロ野球選手です。現在は広島東洋カープに所属し、外野手として活躍しています。右投右打の彼は、野球選手としてのキャリアを通じて、抜群の足と肩の強さが評価されています。

経歴

プロ入り前

久保は、小学校2年生の時に野球を始めます。河内長野市立千代田中学校に進学し、河内長野ボーイズに所属しながら、投手や内野手、二塁手、遊撃手として多様なポジションを経験しました。特に、石見智翠館高等学校では、内野手としてプレーしていましたが、1年生の秋にその俊足と強肩が認められ、外野手への転向を果たしました。彼は高校3年生時に県大会決勝に進出するものの、甲子園出場は叶いませんでした。

野球を高校で辞める意向を持っていた久保でしたが、同校の監督から勧められた大阪観光大学に進学し、大学野球を続けることになります。大学1年春からベンチ入りし、野球に対する情熱を再燃させました。その後、特別アドバイザーとして指導をしていたプロ経験者の伊勢孝夫からプロ入りを目指す励ましを受け、重点的に打撃を見直しました。これにより、2年秋と3年秋には二部リーグでベストナインに選ばれ、さらには4年春に一部リーグでも同様の栄誉を手にしました。

プロ入り

2022年10月20日のドラフト会議で、久保は広島東洋カープから7位指名を受け、プロ入りを果たします。契約金2500万円、年俸600万円という条件で仮契約を結び、背番号56を与えられました。この時点で、大阪観光大学からは初のプロ野球選手となりました。

広島時代

2023年シーズンは、春季キャンプで左手首を負傷するトラブルがありましたが、その後は二軍で61試合に出場しました。しかし、打率は.190に留まります。9月に一軍登録されましたが、実際の出場機会はありませんでした。一方で2024年に入ると、開幕一軍メンバーに名を連ねることができました。

選手としての特徴

久保の特筆すべき点は、50メートル走を5秒9で駆け抜けるスピードと、120メートルの遠投が可能な強肩です。担当スカウトの鞘師智也は、彼の足と肩はプロでも通用すると高く評価しています。

初記録

久保修の初出場は2024年3月30日の横浜DeNAベイスターズ戦で、代打として出場し中飛に終わりました。初の先発出場は4月4日の東京ヤクルトスワローズ戦で、8番・中堅手としてスタメンに名を連ねました。そして初安打は4月16日の再び横浜DeNAベイスターズ戦で森原康平から左前安打を放ちました。

まとめ

現時点で久保修は、広島東洋カープの未来を担う若手選手として期待されています。彼の今後の成長に多くのファンが注目しています。

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