久津川駅

久津川駅について

久津川駅（くつかわえき）は、京都府城陽市にある近畿日本鉄道（近鉄）京都線の駅です。駅番号はB13で、地域住民や観光客に利用されています。駅は1928年に開業し、以来長い歴史を持っています。

歴史

久津川駅は、1928年の11月3日に奈良電気鉄道の桃山御陵前から西大寺（現在の大和西大寺）間が開通した際に設立されました。1963年には、奈良電気鉄道が会社合併を経て近畿日本鉄道の一部となり、以降は近鉄京都線の駅として運用されています。

駅の便利さを向上させる施策として、2007年4月1日からはICカード「PiTaPa」が導入され、乗客の利便性が高まりました。また、2024年1月10日からは、終日無人駅に移行する予定となっています。

駅構造

久津川駅は地上に位置する相対式2面2線のホームを有しています。ホームの有効長は6両で、2つのホームは地下道や跨線橋がないため、上下線それぞれに改札口が設けられています。この構造は、乗客がスムーズに移動するための工夫が必要なポイントといえます。駅は無人であり、PiTaPaやICOCA対応の自動改札機や自動精算機が設置されており、回数券やICカードのチャージも可能です。

利用状況

2023年11月7日には、久津川駅の乗降人員は1日あたり6,364人であることが確認されています。この数字からも、地域に密着した利用がなされていることがわかります。この数年の間でも、駅の利用状況は安定しており、多くの人々が日常的に駅を利用しています。

駅周辺

久津川駅の近くには、いくつかの主要な施設や設備があります。駅前を走る京都府道281号八幡城陽線は交通の要所ですが、幅が1.5車線と狭く、歩道も整備が十分ではありません。周辺地域には以下のような施設があります：

• - 城陽市立久津川小学校
• - 城陽平川郵便局
• - 芭蕉塚古墳や久津川古墳群に含まれる古墳群
• - 平川廃寺跡
• - 平井神社
• - 京都銀行および京都中央信用金庫の支店
• - 地域ふれあいセンターや老人福祉センター陽和苑
• - 北部コミュニティセンター（図書室や市民プールを含む）
• - バスの「久津川」停留所

隣の駅

久津川駅は近鉄京都線の一部であり、隣接する駅は大久保駅（番号B12）と寺田駅（番号B14）です。急行列車はこの駅を通過しますが、準急および普通列車は停車します。そのため、通勤や日常の移動において、非常に便利な駅といえるでしょう。

まとめ

久津川駅は、歴史ある駅であり、地域において重要な交通拠点としての役割を果たしています。無人駅化やICカードの導入など、現代のニーズに応じた改良も進められており、今後も地域の発展に貢献していくことが期待されます。

もう一度検索