二階堂亜樹

二階堂亜樹：卓上の舞姫からMリーグプレイヤーへ

1981年生まれ、神奈川県鎌倉市出身の二階堂亜樹は、日本プロ麻雀連盟所属の七段プロ雀士です。
愛称は「卓上の舞姫」。姉の二階堂瑠美もプロ雀士であり、姉妹でYouTubeチャンネルも運営しています。
実家が雀荘だったこともあり、幼少期から麻雀に親しんできた彼女は、中学卒業後は雀荘を転々とする生活を送りました。安藤満プロを師事し、独特の打ち筋で知られています。特にドラへのこだわりは強く「ドラは恋人」という名言も残しています。

麻雀プロとしてのキャリア

2005年には、女流プロ雀士の登竜門ともいえる「プロクイーン」を獲得。その後も数々の麻雀大会やイベントに参加し、テレビや雑誌などメディアへの露出も増えました。
テレビ対局では、勝負強さに欠ける一面もあったことから「永遠のブロンズコレクター」と揶揄されることもありましたが、2006年にはMONDO21王座、2016年には女流モンド杯を制覇するなど、実力を見せつけました。

オンライン麻雀ゲーム『ロン2』では、最高200人の観戦者を集めた経験もあるほど人気を博し、2007年には日本プロ麻雀連盟の幹事に就任。
鳳凰戦A2リーグに参戦したものの、最終節の欠場によりB1リーグに降格。しかし、翌年にはB1リーグで優勝し、A2リーグへ復帰を果たしています。

2018年にはMリーグ・EX風林火山から一位指名を受け、Mリーガーとして活躍。2023年には、Mリーグの試合で四暗刻単騎待ちを和了するという快挙を達成しました。

多彩な活動

麻雀プロとしての活動以外にも、パチスロプロとしての活動や、パチンコ機の開発アドバイザー、パチスロ雑誌への連載など、幅広い分野で活躍しています。
また、自身の自伝的漫画『aki』の原案を担当し、2017年には実写映画化もされました。

プライベート

2013年には結婚と妊娠を発表し、同年には第一子となる女児を出産。その後、夫が日本プロ麻雀連盟所属の井出康平プロであることを公表しました。しかし、2019年には離婚を発表しています。

個性的なキャラクター

二階堂亜樹は、麻雀の腕前だけでなく、個性的なキャラクターでも知られています。
右耳が聞こえないことや、「僕」という一人称を使うこと、そしてかなりの笑い上戸であることを公表しています。
小学生時代には漫画『エンジェル伝説』を立ち読みして笑いすぎて倒れたというエピソードも有名です。

受賞歴・出演作品など

彼女の獲得タイトルは、モンド21王座、女流桜花、プロクイーンなど多数。
テレビ番組への出演も多く、『タモリ倶楽部』、『モンド麻雀プロリーグ』、『麻雀脳』などに出演し、その明るいキャラクターで視聴者を魅了しました。
さらに、DVD作品への出演や、自身の著書も多数出版。麻雀に関する書籍の監修も行っています。

まとめ

二階堂亜樹は、麻雀プロとして、そしてマルチな才能を持つエンターテイナーとして、常に進化し続けています。
その華麗な麻雀プレーと、飾らない人柄が、多くのファンを惹きつけてやまない魅力となっています。
今後も彼女の活躍から目が離せません。

もう一度検索