井上浩樹

井上浩樹について

井上浩樹（いのうえ こうき、1992年5月11日生まれ）は、日本の男性プロボクサーであり、同時に漫画家としても活動しています。彼は神奈川県座間市に生まれ、大橋ボクシングジムに所属しており、過去には第41代日本スーパーライト級チャンピオンとして知られています。また、元WBOアジアパシフィックスーパーライト級チャンピオンでもあります。

来歴

井上は小学3年生の時にボクシングを始め、相模原青陵高校では高校3冠の栄誉を達成しました。彼のプロキャリアは2015年12月29日にスタートし、有明コロシアムで行われたデビュー戦でジャクソン・コエラピー相手にKO勝ちを収め、順調にキャリアを積み始めました。その後も連勝を重ね、2016年12月には日本ライト級12位の宇佐美太志との試合でTKO勝ちを収め、日本のランキングに初めて名を連ねました。

2018年10月には後楽園ホールでマーカス・スミスとの試合で判定勝ちを収め、日本王者細川バレンタインへの挑戦権を獲得。その後、2019年4月には日本スーパーライト級王者となり、初防衛戦でも見事なTKO勝ちを収めました。さらに2019年12月にはWBOアジアパシフィックスーパーライト級王座も獲得しました。

しかし、2020年には怪我や新型コロナウイルスの影響で王座防衛戦が延期となり、最終的には負傷TKOで王座を失いました。この試合の翌日、井上は自身のTwitterで現役引退を発表しました。

引退と現役復帰

引退後、井上は小説家の中村航の指導の下で漫画家としての修行を開始し、2021年には「闘え！コウキくん」という漫画を出版しました。しかし、2022年2月に現役復帰を目指して練習を再開し、井上尚弥のラスベガスでの試合をサポートする中で再びボクシングに挑戦したいという思いを強めました。

2023年2月には後楽園ホールでパコーン・アイエムヨッドとの試合で現役復帰を果たし、TKO勝ちを収めると、その後の試合でも連勝を重ね、8月には再びWBOアジアパシフィックスーパーライト級王座を獲得しました。しかし、2024年2月の統一戦では判定で敗れ、再び王座を失うこととなりました。

プライベート

井上浩樹はプロボクサーとしての顔とは別に、アニメやVTuber活動に熱中している事でも知られています。彼は「ヰ乃上ころまる」という名前でVTuber活動も行っており、アニメ好きとしてもファンから親しまれています。さらに、彼の従兄弟には同じくプロボクサーの井上尚弥や井上拓真もいます。

戦績

プロボクシングにおいて、井上の成績は19戦中17勝（14KO）2敗であり、アマチュアボクシングでも112勝（60KO）18敗という輝かしい結果を残しています。今後の彼の動きにも注目が集まります。

もう一度検索