井上銘

井上銘（いのうえ めい）

井上銘は、1991年5月14日生まれの日本のジャズギタリストです。神奈川県川崎市で生まれ、幼少期から音楽に親しんで育ちました。

経歴

ロック好きだった井上銘は、15歳でギターを始めます。高校時代に父親とマイク・スターンのライブを観に行ったことがきっかけで、ジャズに転向。宮之上貴昭に師事し、高校時代から地元のライブハウス「Indigo」でライブ活動を始めました。高校3年生の時には、ベテランベーシストの鈴木勲に見出され、OMAバンドに参加。

2010年には明治学院大学に進学しますが、その後退学。2011年10月、EMIミュージック・ジャパンから「ファースト・トレイン」でCDデビュー。オリジナル曲を中心に、20歳とは思えない孤高の存在感を示すとともに、レッド・ツェッペリンやエリック・クラプトンを巧みにカバーし、ジャズライフ誌やJAZZ JAPAN誌などで絶賛されました。

2012年1月には、「NISSAN PRESENTS JAZZJAPAN AWARD 2011」のアルバム・オブ・ザ・イヤー（ニュー・スター部門）を受賞。横浜市の日産自動車グローバル本社ギャラリーで行われた受賞記念ライブでは、山中千尋やSOIL&"PIMP"SESSIONSらと共演しました。同年2月には、Blue Note Tokyoで開催された「BLUE NOTE Plays BLUE NOTE」に出演し、日野皓正らと共演。同年6月には、NHK-BS1の「地球テレビ エル・ムンド」に井上銘グループとして出演しました。

同年9月からは、フルスカラシップ生として米バークリー音楽大学に留学。2013年11月には、2ndアルバム「ウェイティング・フォー・サンライズ」を発売。2014年1月には、「地球テレビ エル・ムンド」に巨匠渡辺香津美とのデュオで出演し、注目を集めました。2014年6月に留学先のボストンから日本へ本帰国。

[2015年]]5月には、小西遼(sax)、小田朋美]、角田隆太(b)（[ものんくる）、石若駿]とともに新ユニット『CRCK/LCKS（クラックラックス）』を結成。同年6月には、[[菊地成孔プロデュースイベント「モダン・ジャズ・ディスコティーク」に出演しました。（2017年3月にベースが越智俊介（CICADA）に交代）

2017年には、新リーダープロジェクト"May Inoue Stereo Champ"での初アルバム「Stereo Champ」を発売。2018年には、井上銘のリーダープロジェクトとしての"May Inoue Stereo Champ"から、"Stereo Champ"をバンド名義に変更しての2ndアルバム「MONO LIGHT」と、初のアコースティックソロギターアルバム「Solo Guitar」を発売しました。

2019年4月からは、FMヨコハマにて「Midnight Jammin'」の番組を担当しています。

音楽性

井上銘の音楽は、ジャズを基盤としながらも、ロック、ブルース、ファンクなど様々な要素を取り入れた独自のサウンドが特徴です。卓越したギターテクニックはもちろんのこと、作曲家、アレンジャーとしての才能も高く評価されています。また、ライブパフォーマンスにも定評があり、観客を魅了するエネルギッシュな演奏を繰り広げています。

ディスコグラフィー

リーダー作品

ファースト・トレイン("First Train") (EMIミュージック・ジャパン、2011年)
ウェイティング・フォー・サンライズ("Waiting For Sunrise") (Universal Classic & Jazz、2013年)
ステレオチャンプ("Stereo Champ") (リボーンウッド、2017年)
Our Platform（ポニーキャニオン、2020年）

Stereo Champ名義

MONO LIGHT - STEREO CHAMP (リボーンウッド、2018年）

ソロ作品

"Solo Guitar" （リボーンウッド、2018年）

CRCK/LCKS

「CRCK/LCKS」（APOLLO SOUNDS、2016年）
「Lighter」（APOLLO SOUNDS、2017年）
「Double Lift」（APOLLO SOUNDS、2018年）
「Temporary」（APOLLO SOUNDS、2019年）
「Temporary vol.2」（APOLLO SOUNDS、2019年）

ゲスト参加

その他多数

ラジオ

Midnight Jammin' (FMヨコハマ)

外部リンク

公式ウェブサイト
UNIVERSAL MUSIC JAPAN
Concert Imagine
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