井手正太郎

井手正太郎のプロフィール

井手正太郎（いで しょうたろう）は1983年10月10日生まれで、宮崎県西諸県郡野尻町（現・小林市）に由来を持つ元プロ野球選手、コーチ、実業家です。彼は株式会社ニーロクの代表取締役として、地元の発展に貢献しています。

経歴

プロ入り前

井手は日南学園高に進学。無名選手として入学しましたが、早速1年生から三塁手としてレギュラーになります。3年生時には全国高校野球選手権大会に出場し、3番遊撃手として活躍。打率は驚異の6割超を記録し、アジアAAA選手権にも選ばれました。ドラフトでは2001年度に福岡ダイエーホークスから8巡目指名を受け、プロ野球選手としての道を歩み始めます。

ダイエー・ソフトバンク時代

プロ入り後の2002年と2003年は二軍での生活が続きましたが、2004年シーズンにはオープン戦での好調を受け、一軍デビュー。開幕戦ではスタメンに名を連ねましたが、その後故障で出場が制限されます。2005年には二軍での成果をもとに一軍で活躍し、様々な試合でサヨナラ打やホームランを記録しましたが、シーズン終了後にも結婚を発表。

2006年には、ウエスタン・リーグで良好な成績を残しましたが、夏に負ったケガで一時的な出場停止を余儀なくされます。2007年も一軍戦に出場したものの未だに定着には至らず、2008年には開幕からスタメンでの出場が続いたものの、怪我による影響で出場試合数が減少しました。

以降の2010年には横浜ベイスターズへのトレードが発表され、横浜での活躍も期待されるも、その後のシーズンで翳りが見えました。2011年にはレギュラー争いに挑戦も限られた出場機会が続き、2012年に初めて出場選手登録を果たして2本の本塁打を放つなど、一季を通じた活躍があります。

現役引退後

井手は2016年に戦力外通告を受けて現役引退を決意しますが、その後も野球界に貢献するために地域の野球振興活動に取り組みます。2017年には自身の会社「株式会社ニーロク」を設立し、地元宮崎でのフルーツ販売や、打撃指導、トークショーといった活動を展開。

2019年には沖縄県初のプロチーム、琉球ブルーオーシャンズのコーチに就任しましたが、その後2021年には契約解除を通知されることになります。

選手としての特徴

井手の打撃スタイルは、球種を予測せずに投球を捉えるというもの。広角打法で逆方向にも長打を生む力強さが特長であり、勝負強さが彼の評価を高めていました。豪快なスイングに加えて、しぶとい打撃にも定評があります。

プライベート

家庭を持ち3人の子供がいる井手。プロ生活では「細く長く」を理念に掲げ、レギュラーを目指すことなく地元に貢献する選手であろうと努力してきました。彼の人生は、スポーツだけでなくその後のビジネスにも反映されています。

まとめ

井手正太郎は、プロ野球選手としての経歴を持つだけでなく、地域経済の発展を目指している実業家でもあります。彼の挑戦は、スポーツを超えた様々な領域で続いています。

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