井筒八ッ橋本舗

株式会社井筒八ッ橋本舗について

株式会社井筒八ッ橋本舗は、京都市右京区に本社を構える、八ッ橋を中心とした和菓子製造・販売の老舗企業です。その歴史は200年以上に及び、伝統の味を守りながらも、時代に合わせた新しい商品開発にも積極的に取り組んでいます。

主な商品

井筒八ッ橋: 創業以来、長きにわたり愛され続けている定番商品です。1965年には全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞するなど、その品質は高く評価されています。昭和天皇・皇后にも献上されたことがある由緒正しい銘菓です。
生八ッ橋「夕霧」: 1947年に5代目佐兵衞が考案した、つぶあん入りの生八ッ橋です。1957年の全国菓子大博覧会では名誉大賞を受賞しました。その上品な味わいは、多くの人々を魅了しています。
生八ッ橋「夕子」: 「夕霧」の姉妹品として1970年に誕生しました。こちらもつぶあん入りで、1974年には水上勉の小説『五番町夕霧楼』にちなんで「夕子」と命名されました。
その他: 「井筒の三笠」や「走り井餅」など、八ッ橋以外にも様々な和菓子を手掛けています。

沿革

1805年 (文化2年): 初代・津田佐兵衞が菓子、米、調味料を扱う店として創業しました。これが井筒八ッ橋本舗の始まりです。
1945年 (昭和20年): 八ッ橋を連続して自動で焼く機械の開発に成功し、生産性の向上に貢献しました。
1947年 (昭和22年): 歌舞伎銘菓「夕霧」が誕生し、人気商品となりました。
1949年 (昭和24年): 第一回八橋祭を開催し、地域文化の発展にも寄与しました。
1960年 (昭和35年): 株式会社化し、さらなる発展を目指しました。
1970年 (昭和45年): つぶあん入り生八ッ橋「夕子」が誕生し、新たな人気商品となりました。
1994年 (平成6年): 井筒追分ビルを竣工し、資本金を9000万円に増資しました。
2002年 (平成14年): 新北座が竣工し、施設の拡充を図りました。
2005年 (平成17年): 小倉山二尊院に「小倉あん発祥の碑」を建立し、和菓子文化の歴史を後世に伝えました。
2009年 (平成21年): 新光悦店が竣工し、店舗の魅力向上を図りました。
2013年 (平成25年): 京極一番街をリニューアルし、地域活性化に貢献しました。

まとめ

井筒八ッ橋本舗は、創業から200年以上の歴史を持つ老舗和菓子店です。伝統を守りながらも、新しい商品開発や地域貢献にも積極的に取り組んでいます。特に「井筒八ッ橋」「夕霧」「夕子」は長年にわたり多くの人に愛されている定番商品です。京都を訪れた際には、ぜひその味を試してみてはいかがでしょうか。

外部リンク

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