京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター

京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターは、東京都多摩市関戸に位置する聖蹟桜ヶ丘駅に直結する駅ビル型ショッピングセンターです。「せいせき」の愛称で親しまれ、京王電鉄が運営しています。京王百貨店を核店舗とし、京王グループの店舗を中心に構成されています。

歴史

1969年、聖蹟桜ヶ丘駅の高架化に合わせて、京王ストアと高架下の京王クラウン街を核とした初代「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」がオープンしました。この初代施設にはボウリング場も併設されていましたが、1974年に閉鎖されました。

その後、多摩ニュータウンの開発に伴い、駅周辺の再開発が計画され、1986年3月に現在のA館・B館が竣工し、新「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」としてリニューアルオープンしました。1988年には京王電鉄本社が新宿から移転し、駅周辺の再開発が完了しました。

施設構成

現在のショッピングセンターは、1986年に開業したA館・B館と、後に増築されたC館の3館で構成されています。

A館: 京王ストアや京王アートマンなどの店舗が入っています。
B館: 京王百貨店聖蹟桜ヶ丘店とファッション専門店街があります。
C館: レストラン街となっています。

A館とB館の間には京王線が走り、両館を結ぶ連絡ブリッジが4階、5階、7階、8階に設けられています。B館とC館を結ぶ連絡ブリッジは2階にあります。また、ペデストリアンデッキを通じて、近隣のザ・スクエアや聖蹟桜ヶ丘OPAとも接続しています。

かつてA館7階には映画館「せいせきシネマックス」がありましたが、2004年に閉館し、現在はくまざわ書店が入居しています。2009年には、新館として「せいせきさくらゲート」がオープンしました。ここは京王自動車の営業所跡地に建設され、美容や健康関連の店舗と京王グループのオフィスが入っています。

A館6階には家電量販店のさくらやが出店していましたが、2010年にさくらやが全店閉店したため、ビックカメラが店舗を継承。その後、2023年にビックカメラからコジマに運営が引き継がれ、「コジマ×ビックカメラ聖蹟桜ヶ丘店」として営業しています。C館の高層階には、かつてパシフィックコンサルタンツ本社がありましたが、移転後、スポーツクラブNASがオープンしています。

リニューアルと環境への配慮

京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターは、環境に配慮した施設づくりを積極的に進めており、2005年にはA館の廃棄物処理施設を改修し、全館で食品ごみのリサイクルを開始しました。翌年には太陽光発電システムを導入しています。

また、バリアフリー化にも力を入れており、2002年から2007年にかけて、全てのトイレをバリアフリー対応に改修。これらの取り組みが評価され、東京都知事からの感謝状や内閣府特命担当大臣賞を受賞しています。

2010年にはB館5階に発電床を設置、2013年以降はB館ファッション専門店街、8階レストラン街、C館レストランフロアのリニューアルを実施。2017年にはA館屋上にバーベキュー施設がオープンしました。2020年にはB館の専門店街が大幅にリニューアルされ、新規店舗の出店や既存店舗の刷新が行われました。

記念イベント

2016年には開業30周年、2021年には35周年を記念したイベントが開催されました。特に35周年イベントは新型コロナウイルス感染症の影響で一部中止となりましたが、SNS投稿キャンペーンなどを実施し、地域住民とのつながりを深めました。

営業時間

A館: 京王ストア 10:00 - 23:30（2階は21:00まで）、京王アートマン 10:00 - 20:00、6・7階専門店 10:00 - 21:00、3・8階専門店 10:00 - 20:00（屋上は23:00まで）
B館: 京王百貨店 10:00 - 19:30、ファッション専門店街 10:00 - 20:00、8階レストラン街 11:00 - 22:00
C館: 2階レストラン街 11:00 - 22:00

アクセス

京王線聖蹟桜ヶ丘駅に直結しており、駅ホームから専用改札口を通って4階の連絡ブリッジへアクセスできます。また、1階の改札口からも施設内に入ることができます。せいせきさくらゲートへは、駅から徒歩5分です。

京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター

京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター

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リニューアルと環境への配慮

記念イベント

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関連施設

外部リンク