京都市上下水道局

京都市上下[[水道]]局について

京都市上下[[水道]]局は、京都市の水道と下[[水道]]を管理・運営する地方公営企業です。この局は2004年に設立され、市内における水道事業を担っているほか、大津市、久御山町、八幡市、向日市への水の供給も行っています。2022年度のデータによると、1日の平均給水量は476,136立方メートルで、給水を受けている人口は約144万人に達しています。

機構と部門

上下[[水道]]局は、複数の部門から成り立っています。主な部門には総務部、経営戦略室、技術監理室、水道部、下[[水道]]部があります。これらの部門はそれぞれ異なる役割を持ち、水道の維持管理や浄水、下水処理を円滑に行うための専門的な業務を遂行しています。

• - 水道部: 水質の管理や浄水場の運営を行い、安定した水供給を確保。
• - 下[[水道]]部: 下水の適切な処理と、下[[水道]]管路の維持管理を担当。

主要な水源と浄水場

上下[[水道]]局の主な水源は琵琶湖であり、湖からの導水管を通じて水を取り入れています。以下は主な浄水場の一覧とその特徴です。

1. 蹴上浄水場（東山区）: 1912年に設立された日本最初の急速濾過式浄水場で、1日あたり198,000立方メートルの水を処理。
2. 松ケ崎浄水場（左京区）: 1927年に竣工し、緩速濾過式から急速濾過式に改造され、211,000立方メートルの能力を有します。
3. 新山科浄水場（山科区）: 1970年に開設された最大の浄水場で、362,000立方メートルの水を処理可能。ソーラーパネルも設置されています。

他にも多くの浄水場が地域に点在し、安定した水供給を実現しています。

下[[水道]]の整備と水環境保全

京都市の下[[水道]]網は非常に発展しており、ほぼ全域（99.5%）に整備されていますが、初期に建設された部分には雨水と汚水を共通して流す合流式が多いため、問題も抱えています。下[[水道]]処理能力を超えて雨水が流入することで、処理されていない状態で河川に放流される事例もありますが、対策として貯水池の整備が進められています。

水環境保全センター

市内には「水環境保全センター」が存在し、高度処理を行っています。特に、鳥羽水環境保全センターは京都市最大、さらには西日本で二番目の規模を誇り、最新の処理技術を採用しています。技術的にはオゾン処理や多段硝化脱窒法を導入し、水質の改善に努めています。

環境への取り組み

京都市上下[[水道]]局は環境への配慮を重視しており、太陽光発電を各所に導入しています。新山科浄水場や鳥羽水環境保全センターにはメガソーラーが設置され、再生可能エネルギーの活用が進められています。これにより、持続可能な水道事業の実現を目指しています。

マスコットキャラクター

同局のマスコットキャラクター、澄都くんとひかりちゃんは、水辺のホタルをテーマにした可愛らしい存在で、地域の親しみやすさを象徴しています。これにより、公共の水に対する関心を高める役割も果たしています。

財務状況

上下[[水道]]局は、水道料金と下[[水道]]使用料から得られる収入が200億円台で推移していますが、近年では減少傾向が見られます。この収入は管路更新や借入金の返済に充当されています。今後の維持管理とサービス向上のためには、効率的な運営が求められます。

このように、京都市上下[[水道]]局は多面的でありながらも、地域の水環境を守るために様々な施策を講じています。

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